今週のお題「乗ったことがある動物」
今年56歳になる私は、2歳の頃、実家で農耕馬を飼っていた。
名前は「あお」だった。2歳の頃のことなので、ほとんど記憶がない。
ただ、母から聞いた話によると、実家は兼業農家で、高祖父は採石業も営んでいた。
その当時は、馬や牛などの家畜を使って運搬をしていたそうです。
「あお」も、田んぼを鋤いたり、米の運搬など、家族のために働いてくれていたそうです。
ある日、私は「あお」の背中に乗せてもらった。初めての馬に乗る機会でした。
最初は、馬の背中に乗るのが怖くて、なかなか乗ることができなかった。
でも、母が手綱を持って支えてくれたおかげで、なんとか乗ることができた。
馬の背中に乗ると、とても高く感じた。周りの景色が、まるで絵画のように見えました。
しばらくすると、馬が動き出した。馬の動きに合わせて、私は必死にたてがみにしがみついた。馬は、ゆったりと歩き出した。
周りの風を感じながら、私は馬に乗る楽しさを味わった。
しばらくすると、馬が止まった。母は、馬の背中から私を降ろしました。
馬の背中から降りると、私は足が震えていました。初めての馬に乗った感動と、馬の力強さに、私は圧倒されたのだ。
それから、私は「あお」のことが大好きになった。「あお」は、私にとって、かけがえのない存在になりました。
その「あお」は、5年後父がトラックを購入することで運搬の仕事を取って代わられて他の農家に引き取られていくことになりました。
その事実を告げられないまま、私は「いつになったら帰ってくるんだろうと」待っていたそうです。