kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ポジティブもネガティブもなんでもプラスに受けとる

私は老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。毎日多くの方々と接し、様々な経験をしています。その中で感じたこと、学んだことを皆さんに共有したいと思います。 介護の仕事は、とてもやりがいがある反面、時には辛いこともあります。しかし…

財産を見せびらかすのは弱い証拠

介護士として、私は多くの高齢者の方々と向き合ってきました。中には、財産を自慢したり、他人と比較したりする方もいらっしゃいます。 しかし、本当に豊かな人生を送っている方は、決して財産を見せびらかすことはありません。むしろ、謙虚で周囲に気を配り…

自分にとって大切な人は、一見嫌な人かもしれない

介護の現場で働く皆さん、お疲れ様です。入所者様との関わりやチームワークが重要となる介護の仕事において、同僚との人間関係は大きな影響を与えます。特に、一見嫌な人と思える存在は、距離を置きたくなってしまうものです。 しかし、視点を変えてみると、…

変わりゆく世界の中で変わらない一日を過ごす入居者様

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。毎日、入居者の方々と接し、彼らの生活を支えています。 入居者の方々は、それぞれ長い人生を歩んできました。戦争を経験した方、高度経済成長期を支えた方、様々な時代を生きてきた方々です。 そんな入居…

人と競うのではなく過去の自分と競う

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。突然ですが、介護の仕事は、体力を使う仕事です。 若い頃は、入所者様の方を軽々と抱き上げたり、長時間立ち仕事をしていても疲れを感じませんでした。 しかし、50代を過ぎた頃から、体力的に衰えを感じる…

あなたは、老害と言われたことがありますか?

わたしは、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。 先日、ふと鏡に映る自分の顔を眺めていて、「老害」という言葉が頭をよぎりました。 最近、周りから「もう若くないんだから無理しないで」とか、「昔はよかったよねぇ」なんて言われることが増えて…

所詮自分の悩みは、すべては小さなこと

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。今日も、入所者様一人ひとりと向き合い、心身のお世話に努めています。介護の仕事は、時に肉体的にも精神的にも辛いものです。 入居者様の体調が急変したり、ご家族との間でトラブルがあったり、思い通りに…

人に親切にしていると自分だけが損していると感じていませんか?

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。この仕事を選んだ理由は、何よりも人に寄り添い、支えたいという強い思いからでした。日々の業務は決して楽なものではありませんが、入居者さんたちの笑顔や「ありがとう」の一言でやりがいを感じています…

本当の自分探しゲームをするのが人生

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。毎日、様々な方々と接し、その人生に触れる中で、たくさんのことを学ばせてもらっています。 今日は、「本当の自分探しゲームをするのが人生」というテーマで、私が感じたこと、考えたことを皆さんと共有し…

年金ゼロで生きていく:私が見た老後の現実

私は、このブログを執筆するにあたって、複雑な思いを抱いています。介護士として、多くの高齢者の方々と接し、年金ゼロという厳しい現実と向き合っている方々を目の当たりにしてきました。 一方で、年金制度改革や社会保障制度の変化、そして個人の老後資金…

介護士の私が見た、心の深い闇とわずかな光

私は、老人ホームで介護士として働き始めて20年になります。毎日、様々な老人の人生と向き合い、時には喜び、時には悲しみを分かち合ってきました。 この仕事を通して、多くのことを学びました。人生の尊さ、人の強さ、そして人間の心の脆さ。そして、どんな…

自ら悪い職場環境を作り出していませんか?

介護士として働く皆さんにとって、職場環境は仕事のパフォーマンスやモチベーションに大きく影響します。 良い職場環境であれば、仕事にやりがいを感じ、利用者様にも質の高いケアを提供することができます。 一方、悪い職場環境であれば、仕事へのストレス…

人をかばえる優しい一言

私が介護士として働く中で感じた「人をかばえる優しい一言」についてお話ししたいと思います。老人ホームという場で、私たちは日々多くの入居者様と接しています。その中で、人を思いやる言葉の力を感じる瞬間がたくさんあります。 言葉の力 言葉には不思議…

敵に見えて実は味方

介護士として働く日々の中で、入所者様の方との関わりは時に難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。特に、認知症の方や、意思疎通がうまく取れない方との関わりは、時に「敵」のように感じてしまうこともあるかもしれません。 しかし、多くの場合、入…

不自由さを感じているなら、あなたはすでに自由です

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。今日は、私たち誰もが抱える「不自由さ」について、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。 不自由さとは何か 不自由さとは、一言で定義するのは難しいものです。 しかし、一般的には以下のような状態…

あらゆる人々の関心ごとそれはいつも自分自身

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。毎日、様々な高齢者の方々と接する中で、人それぞれ異なる価値観や人生観を持っていることに気づかされます。 そして、そんな方々と接する中で、あらゆる人々の関心ごとそれはいつも自分自身であることに…

ダメな私を許す事で変わること3選

老人ホームで働く介護士として、日々入居者様と真摯に向き合い、寄り添う仕事に携わっています。しかし、どんなに努力していても、壁にぶつかったり、思い通りにいかないことが多々あります。そんな時、自己嫌悪に陥り、「ダメな自分」を責めてしまうことも…

母の日、そして母

5月の第2日曜日、母の日。 介護士として働く私にとって、この日の意味合いはひとしおです。 3年前、母は認知症と診断され、老人ホームに入所、老人ホームのベッドで穏やかにその生涯を閉じました。 母の日が近づくと、母の温かい笑顔や優しい言葉が脳裏をよ…

年配者の助言は時として共感でさらりと受け流す

介護士として働く中で、入居者の方々から様々な助言をもらうことがあります。人生経験豊富な方々の言葉は、時に深く心に響き、励みになります。しかし、全ての助言を鵜呑みにするのは難しいと感じることもしばしばあります。 本ブログでは、介護士としての日…

自然にやさしい高齢者施設づくりを考える

介護士として働く中で、高齢者の方々が自然と触れ合うことで得られる様々なメリットを目の当たりにしてきました。自然に触れることで、心身ともにリラックス効果を得られたり、認知機能の改善や体力向上にも効果があるとされています。 近年では、高齢者の方…

わたしが多くの縁によって、この世に生かされていることを知る

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。毎日、入居者様と接しながら、人生の喜びや悲しみ、そして命の尊さを改めて実感しています。 特に、入居者様との会話の中で、自分の人生は多くの縁によって支えられていることを深く実感する機会が増えてい…

なぜ人は「WHY」に惹きつけられるのか?

介護の現場でこそ輝く「WHY」の力 介護の現場において、入居者様の心と向き合い、寄り添うことは、何よりも大切です。私たちは、入居者様の「なぜ」を知りたいと常に考えています。なぜなら、「なぜ」を知ることで、入居者様の思いや価値観を理解し、より深…

心の貧しい人、心が豊かな人

介護士として働く中で、多くの人々と出会い、その人生に触れてきました。その中で、私は心の貧しい人と心が豊かな人の違いについて深く考えさせられるようになりました。 心の貧しい人は、常に自分のことばかり考えています。他人を思いやる余裕がなく、常に…

老いと共に強まる執着心を理解するには?

高齢者の方と接する中で、「昔はあんなことなかったのに、最近妙にこだわりが強くなった」と感じたことはありませんか? 確かに、年齢を重ねるにつれて、執着心が強くなる傾向はあります。このブログでは、その背景にある心理的な要因や、介護士としてどのよ…

消滅したコミュニティの再生:介護士の視点

私は介護士として、老人ホームで働く日々を送っています。日々、高齢者の方々と接することで、人生の喜びや悲しみ、そして深い愛情を肌で感じています。そんな中で、近年深刻化しているのが、地域社会におけるコミュニティの消滅です。 かつては活気に満ち溢…

あなたの弱さが私たちの強さになる

介護の現場において、介護士は利用者に対して常に強く、完璧でなければならないというプレッシャーを感じることがあります。しかし、実際には誰もが弱さを持っています。そして、その弱さこそが、私たち介護士にとっての強みになることもあるのです。 弱さを…

相手の言葉の香をまとう

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。毎日、入居者様の方々と接する中で、様々な経験をしてきました。その中で、言葉の持つ力に深く感銘を受けることが多々あります。 言葉は単なる音の羅列ではありません。そこには、話者の想いや感情が込めら…

高齢者介護とアタッチメント効果

高齢者介護は、単なる仕事ではありません。それは、人生の最終章を歩む人々との深い関わりであり、彼らの人生に寄り添い、支える尊い役割です。その中で、アタッチメント効果は、介護士と高齢者との信頼関係を築き、心の支えとなる重要な要素です。 アタッチ…

心を縛り付けているのは自分自身だと気づいたとき

老人ホームで働く介護士として、日々様々な人々と接する中で、心に深い考えを抱くことがあります。その中でも、最も力強く私を突き動かすエピソードの一つをシェアしたいと思います。それは、自分が心の縛り付けの原因であることに気づいた瞬間です。 多くの…

自分勝手なやさしさの正当化

介護士として働く日々の中で、私たちは多くの葛藤に直面します。入居者様の方々の苦痛や孤独を目の当たりにし、彼らのためにできる限りのことをしたいと思う一方で、自身の時間や体力、そして心の余裕も有限であるという現実と向き合わなければなりません。 …