kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

ポジティブもネガティブもなんでもプラスに受けとる

私は老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。毎日多くの方々と接し、様々な経験をしています。その中で感じたこと、学んだことを皆さんに共有したいと思います。

 

介護の仕事は、とてもやりがいがある反面、時には辛いこともあります。しかし、私はどんな経験もプラスに変えることができると信じています。それは、日々の業務を通じて得た気づきや、入所者様との心温まるエピソードがあったからです。

 

ポジティブな経験から学ぶ

まず、ポジティブな経験についてお話ししましょう。例えば、入所者様が笑顔を見せてくれる瞬間があります。それは、私たち介護士にとって何よりのご褒美です。その笑顔を見ると、「この仕事をしていてよかった」と心から思います。ある日、長い間笑顔を見せなかった入所者様が、私が話しかけた時に初めて笑ってくれました。その瞬間、私の心は喜びで満たされました。その笑顔は、私がその方の信頼を得られた証だと感じました。

 

また、介護の仕事を通じて、多くの人生経験を持つ方々と接することができます。彼らの話を聞くことで、自分自身の視野も広がります。ある入所者様は、戦時中の話をしてくれました。彼の話を聞くことで、私たちが今どれだけ恵まれた環境にいるのかを再認識しました。そうした話を通じて、自分自身の人生に対する感謝の気持ちも深まります。

 

ネガティブな経験から学ぶ

一方、ネガティブな経験も多々あります。介護の現場では、入所者様が体調を崩したり、時には亡くなられたりすることもあります。そのような時、悲しみや辛さを感じるのは当然です。しかし、私はその悲しみや辛さも自分の成長の一部だと捉えています。

 

例えば、ある入所者様が急に体調を崩し、対応に追われたことがありました。その時は焦りや不安でいっぱいでしたが、冷静に対応することで、その方の命を救うことができました。この経験を通じて、緊急時の対応力が身につきましたし、自分の判断力にも自信が持てるようになりました。

 

また、入所者様が亡くなった時、その方との思い出を振り返ることで、自分がその方にどれだけ貢献できたかを考えるようにしています。ある入所者様が亡くなられた時、彼が生前に「ありがとう」と言ってくれたことを思い出しました。その言葉は、私にとって何よりの励みとなりました。悲しみの中にも、自分がその方に少しでも寄り添えたことに感謝する気持ちが芽生えました。

 

日々の業務をポジティブに捉えるコツ

では、どのようにして日々の業務をポジティブに捉えることができるのでしょうか。いくつかのコツをお伝えします。

 

感謝の気持ちを持つ

どんなに小さなことでも、感謝の気持ちを持つことが大切です。入所者様が「ありがとう」と言ってくれる瞬間、同僚が助けてくれる瞬間、そうした日常の中の小さな幸せに気づくことが、ポジティブな気持ちを育む第一歩です。

 

自己肯定感を高める

自分の仕事に誇りを持ち、自己肯定感を高めることが重要です。介護の仕事は誰にでもできることではありません。自分がどれだけの人々に貢献しているかを実感することで、やりがいを感じることができます。

 

仲間と支え合う

同僚とのコミュニケーションを大切にし、お互いに支え合うことも重要です。辛い時は一人で抱え込まず、仲間と話すことで気持ちが楽になります。また、他の介護士の経験や知識を共有することで、新たな視点や方法を学ぶことができます。

 

自分をケアする

介護の仕事は体力的にも精神的にも負担が大きいです。だからこそ、自分自身のケアも忘れずに行うことが大切です。休息をしっかりとり、リラックスできる時間を作ることで、心身の健康を保つことができます。

 

さいごに

ポジティブな経験もネガティブな経験も、全てが自分の成長の糧となります。介護の現場で得た学びや気づきは、私たちの人生を豊かにし、他者との関わり方をより深いものにしてくれます。

 

介護士として働く中で、多くの入所者様と出会い、その一人ひとりの人生に少しでも寄り添うことができることに、私は大きな喜びと誇りを感じています。どんな経験もプラスに変え、日々の業務を笑顔で乗り越えていきましょう。

 

皆さんも、どんな状況でもポジティブに受け取り、前向きな気持ちで毎日を過ごしてみてください。きっと、素晴らしい日々が待っていることでしょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。