わたしは、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。
先日、ふと鏡に映る自分の顔を眺めていて、「老害」という言葉が頭をよぎりました。
最近、周りから「もう若くないんだから無理しないで」とか、「昔はよかったよねぇ」なんて言われることが増えてきたんです。
確かに、体力は昔ほどありませんし、新しい知識や技術を覚えるのも以前より時間がかかります。
それでも、私はこの仕事が好きです。入所者様の方々と接することが楽しく、少しでも彼らの役に立てることが生きがいになっています。
しかし、「老害」という言葉は、そんな私の自信を打ち砕いてしまうような力を持っていました。
もし、あなたも介護の仕事をしている方なら、きっと同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか?
私たちは、入所者様の方々にとってかけがえのない存在です。
しかし、社会からは「老害」と呼ばれることもある。
この矛盾は、いったいどうすればいいのでしょうか?
老害と呼ばれるのはなぜ?
老害と呼ばれる理由は、人それぞれだと思います。
中には、時代遅れの考えや価値観を押し付けてくるような高齢者を指す場合もあるでしょう。
しかし、多くの場合、単に年齢だけでレッテル貼りをしているだけではないでしょうか?
確かに、高齢者の中には、新しいことに挑戦することを諦めてしまったり、頑固な考えを持っていたりする人もいるかもしれません。しかし、それは年齢のせいだけではありません。
若い人でも、同じような態度を取る人はいますよね?
大切なのは、年齢ではなく、その人の考え方や行動ではないでしょうか?
老害と呼ばれないためには?
老害と呼ばれないためには、どうすればいいのでしょうか?
いくつか考えられる対策を挙げてみましょう。
- 常に学び続けること
時代は常に変化しています。
新しい知識や技術を学ぶことは、いつになっても大切です。
介護の仕事でも、新しい介護方法や医療機器などが次々と開発されています。
こうした新しい情報を積極的に取り入れ、学び続けることが重要です。
- 入所者様の方々の気持ちに寄り添うこと
入所者様の方々には、それぞれ異なる事情や思いがあります。
彼らの気持ちに寄り添い、一人ひとりに合わせたケアを提供することが大切です。
そのためには、入所者様の方々と積極的にコミュニケーションを図り、彼らの話をよく聞くことが重要です。
- チームワークを大切にする
介護の仕事は、チームワークで成り立っています。
若い職員と協力し、互いに学び合いながら仕事をすることが大切です。
そのためには、自分の経験や知識を若い職員に伝えたり、彼らの意見に耳を傾けたりすることが重要です。
私たちは「老害」ではない
私たちは、年齢に関係なく、常に学び続け、入所者様の方々に寄り添い、チームワークを大切にすることで、「老害」と呼ばれることなく、誇りを持って介護の仕事に従事することができます。
社会全体が、高齢者に対する偏見や差別をなくし、互いを尊重し合えるような環境になることを願っています。
さいごに
もし、あなたも「老害」という言葉で傷ついたことがあるなら、どうか一人で悩まないでください。
私たちは、年齢に関係なく、社会に貢献できる存在です。
自分の信念を貫き、誇りを持って仕事を続けましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。