kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

人の行動の奥を見る

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。日々、入居者様の介護や生活支援に携わっていますが、その中で、人の行動の奥を見ることの大切さを実感しています。 例えば、ある入居者様は、いつも食事を残していました。最初は、味覚障害や…

小さなつまずきを大げさにとらえない

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。日々、入居者様と接する中で、小さなつまずきを大げさにとらえてしまうことが、どれだけ危険なことかということを実感しています。 例えば、入居者様が食事中にこぼしてしまったり、歩いていて…

老人ホームの介護退職ラッシュ発生

2024年1月、私の勤める老人ホームで介護職員の退職ラッシュが起きました。25名の職員のうち、5名が2月いっぱいで退職するのです。 その原因の一つは、時間給から月給制への移行です。月給制にすることで、勤務時間や残業時間に関係なく、一定の給与を受け取…

内省の時間を作ると心が鎮まる

現代社会は、情報や刺激が溢れ、常に何かに追われているような感覚に陥りやすいものです。そんな中で、自分の内面と向き合う時間を持つことは、とても大切なことです。 内省とは、自分の内面を見つめ、考えること。自分の考えや感情、価値観などを整理し、自…

人は自分がやることを自分で決めることができると「幸せ」を感じる

人は、自分がやることを自分で決めることができると「幸せ」を感じます。それは、自分の意思や価値観に基づいて行動することができるため、自分の人生をコントロールできていると感じることができるからです。 例えば、仕事で自分の裁量権が大きい人は、自分…

ただ生きているだけであなたは人の役に立っている

皆さんは、自分の存在価値について、考えたことがありますか? 「自分は、何かの役に立っているのだろうか」 「自分は、この世に存在していなくても、誰も困らないのではないか」 など、自分に対して、ネガティブな感情を抱いてしまうこともあるかもしれませ…

立ち止まってただ感じる

私たちは、毎日、忙しく過ごしています。仕事や勉強、家事、育児など、やらなければならないことはたくさんあります。 そんな中、ついつい忙しさに追われて、目の前のことに集中してしまい、周りのことや自分自身を大切にすることが疎かになってしまうことが…

すでにある幸せに感謝する

私たちは、日々、様々なことに感謝しています。老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。 美味しいご飯を食べられることに感謝し、 家族や友人に会えることに感謝し、 仕事や勉強が順調に進むことに感謝します。 しかし、私たちは、ついつい、すでにあ…

相手に伝わるには言葉に体温を乗せよう

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。日々、ご入居者の方々と接する中で、言葉の大切さを実感しています。 言葉は、相手に自分の思いや考えを伝えるために欠かせないものです。しかし、言葉の伝え方によっては、相手に誤解を与えた…

老いを認められる人は若い

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。入居者の中には、老いを受け入れられず、悩んでいる人も少なくありません。 「自分はまだ若い」「もっと頑張りたい」 そんな思いを抱えたまま、老いに抗う姿を見ていると、胸が痛みます。 老いを認めるこ…

間をとれる人間になれるには

皆さんは、会話の中で「間」をとれる人間になりたいと思ったことはありませんか? 「間」をとれる人は、会話がスムーズで、相手との距離感がちょうどよく、話していて心地よいと感じますよね。一方で、間を取りづらい人は、会話がぎこちなかったり、相手を不…

仕事を長く続けるコツは肩の力を抜くこと

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。介護の仕事は、体力や精神力を必要とする、大変な仕事です。 そんな介護の仕事で、長く続けるためには、どのようなコツがあるのでしょうか。 私は、肩の力を抜くことが、仕事を長く続けるコツ…

あなたにとって用事がなくても会いたい人はだれですか?

あなたにとって、用事がなくても会いたい人は誰ですか? 恋人や家族、友人、あるいは仕事仲間など、誰しも心に思い浮かべる人がいるのではないでしょうか。 用事がなくても会いたい人がいるということは、その人と過ごす時間が心から楽しいということだと思…

介護で働くことの意味を知る

介護の仕事は、高齢者や障害者などの介護を必要とする人の日常生活をサポートする仕事です。身体介助や生活援助、精神的ケアなど、多岐にわたる業務があります。 介護の仕事は、大変なこともたくさんあります。体力的にも精神的にも負担が大きい仕事です。し…

現在捨てられているものこそフォーカスする

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。入居者一人ひとりの人生や価値観を尊重し、その人らしい生活を送れるようにサポートすることを大切にしています。 そんな中で、私は、現在捨てられているものこそフォーカスする大切さに気づきました。 …

楽しく介護をしていると介護者もうれしい

私は、老人ホームで介護士として働く「かいごの木」です。 介護の仕事は、体力的にも精神的にも負担が大きい仕事です。そのため、介護士の仕事にやりがいを感じられない、楽しくないという人も多いのではないでしょうか。 しかし、私は、楽しく介護をしてい…

他人のことも自分ごとに考えられるようになるには?

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。仕事柄、毎日多くの人と接する中で、他人のことも自分ごととして考えられるよう心がけています。 他人のことも自分ごととして考えられるようになるには、まずその人の立場に立って考えることで…

みんな違うという前提での介護

私は、老人ホームで介護士として働いている、「かいごの木」です。 私はこの仕事をして20年になります。これまでに、さまざまな利用者様と出会い、さまざまな介護をしてきました。 その中で、私が強く感じたことは、「みんな違う」ということです。 利用者様…

おひとり様自宅で転倒骨折あなたならどうする?

一人暮らしで転倒骨折してしまったら、どうしたらいいのでしょうか。もしあなたがその立場だったら、どうすると思いますか? 一人暮らしで転倒骨折をしてしまうことは、決して珍しいことではありません。一人暮らしの方は、家族や友人に助けを求めることが難…

介護は人生の縮図

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。入居者の方々の生活を支える仕事で、大変なことも多いですが、その分、やりがいも大きい仕事です。 介護の仕事をする中で、私は「介護は人生の縮図だ」と感じることがよくあります。 入居者の…

認知症と闘わない、もっと幸せな生き方

認知症は、誰もが恐れる病気です。記憶や判断力が衰え、日常生活に支障をきたすようになるため、自分や家族の認知症を告知されたとき、多くの人は大きなショックを受けます。 認知症と診断されると、多くの人が「闘う」ことを選択します。薬やリハビリテーシ…

生涯現役介護士人生

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。 私は、37歳でヘルパー2級資格取得し働き始め、その後介護福祉士、介護支援専門員資格、認知症リーダー研修などを受けて、今年で20年目を迎えます。これまで、さまざまな高齢者の方を介護してきました。…

自分らしく暮らせる老人ホームの選ぶコツ

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。仕事柄、多くのご高齢の方とお話をする機会がありますが、その中でよく聞かれるのが「自分らしく暮らせる老人ホームを選びたい」という言葉です。 確かに、老人ホームは人生の終の棲家となる場…

いつも心に余裕がある人が実践していること10選

現代社会は、情報や刺激が溢れ、常に何かに追われているような感覚に陥りがちです。そんな中で、心に余裕がある人を見かけると、羨ましく感じる人も多いのではないでしょうか。私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。 では、いつも心に余裕があ…

みっともない老い方でもいい

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。入居者の方々は、それぞれに人生の酸いも甘いも経験し、様々な思いを抱えて暮らしています。 その中で、よく耳にするのが「みっともない老い方はしたくない」という言葉です。現役時代は、仕事…

江戸時代の糞尿処理に学ぶ

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。日頃、高齢者の排泄介助をさせていただいておりますが、その他際に排出される使用済みの紙オムツの多くが焼却処理されているのを知りました。 問題になっているのは、紙オムツに含まれる糞尿です。焼却する…

高齢になるほど物への執着が大きくなる理由

高齢になると、物への執着が大きくなる人が増える傾向にあります。それはなぜなのでしょうか。私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。 まず、高齢になると、身体的な衰えや社会的な変化などによって、自分の存在価値や自己肯定感を失いがちになり…

楽しく仕事をするコツは競争しないこと

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。介護の仕事は、体力や精神力が必要で、なかなか楽な仕事ではありません。 しかし、私はこの仕事をとても楽しんでいます。 私が楽しく仕事をできている理由は、競争しないことです。 介護の仕事…

産まれた子供に知的障害があったら、どうする?

産まれた子供に知的障害があったと告げられたら、多くの人はショックを受け、不安や戸惑いに包まれることでしょう。 私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。実は私の娘も重度の知的障害認定を受けています。 「なぜうちの子に?」「これからど…

2024年1月1日能登半島地震で気づいた老人ホームでの対応方法

2024年1月1日、石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震が発生しました。この地震により、老人ホームでも多くの被害が発生しました。 私は、老人ホームで介護士として働いる「かいごの木」です。私が働いている老人ホームでも、揺れを感じました。地震発…