kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

認知症と闘わない、もっと幸せな生き方

認知症は、誰もが恐れる病気です。記憶や判断力が衰え、日常生活に支障をきたすようになるため、自分や家族の認知症を告知されたとき、多くの人は大きなショックを受けます。

 

認知症と診断されると、多くの人が「闘う」ことを選択します。薬やリハビリテーションなどで、認知機能の低下を食い止めようとします。しかし、認知症は進行性疾患であり、完全に治すことはできません。そのため、闘う中で、次第に心身ともに疲弊してしまう人も少なくありません。

 

そこで、私は「認知症と闘わない生き方」を提案したいと思います。私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。闘うのではなく、認知症を受け入れ、その中で自分らしく生きていくということです。

 

認知症を受け入れることは、決して簡単なことではありません。しかし、闘うことで心身ともに疲弊するよりも、認知症を自分自身の一部として受け入れ、前向きに生きていく方が、ずっと幸せに生きられるのではないかと思います。

 

では、具体的にどのように認知症を受け入れ、幸せに生きていくことができるのでしょうか。以下に、いくつかの方法をご紹介します。

 

1.現実を受け入れ、自分を肯定する

認知症と診断されたら、まずは現実を受け入れることが大切です。認知症は治らない病気であることを受け入れ、自分を否定せずに肯定しましょう。

 

自分を肯定するためには、自分の良いところを見つけることが大切です。認知機能が低下していても、できることはたくさんあります。例えば、料理や掃除、趣味など、自分が得意なことや好きなことを続けていきましょう。

 

また、自分を認めてくれる人を見つけることも大切です。家族や友人、介護スタッフなど、自分のことを理解してくれる人に支えてもらいましょう。

 

2.できることに集中し、充実した時間を過ごす

認知症が進行すると、できることがどんどん減ってきます。しかし、できることに集中し、充実した時間を過ごすことで、幸せな生活を送ることができます。

 

例えば、認知機能が低下しても、簡単な家事や趣味を楽しむことができます。また、旅行や買い物など、外出を楽しむこともできます。

 

また、認知症の人は、感情のコントロールが難しくなることがあります。そのため、ストレスを溜め込まないように、楽しいことや好きなことをして、気分転換をしましょう。

 

3.周囲の人に理解を求める

認知症になると、周囲の人に理解を求めることが大切です。家族や友人、介護スタッフなど、自分のことを理解してくれる人に、認知症の症状や困っていることを説明し、理解を求めましょう。

 

また、認知症に関する情報を収集することも大切です。認知症の症状や治療法、介護の方法などについて、よく理解しておきましょう。

 

認知症と闘わない生き方を実践することは、簡単なことではありません。しかし、自分を肯定し、できることに集中し、周囲の人に理解を求めることで、認知症と共に幸せに生きていくことができると思います。

 

認知症と診断された方は、ぜひこのブログを参考に、自分らしく幸せな生き方を見つけてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。