kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

老人ホームの介護退職ラッシュ発生

2024年1月、私の勤める老人ホームで介護職員の退職ラッシュが起きました。25名の職員のうち、5名が2月いっぱいで退職するのです。

 

その原因の一つは、時間給から月給制への移行です。月給制にすることで、勤務時間や残業時間に関係なく、一定の給与を受け取れるようになります。しかし、今回の移行では、給与が3~4万円減額されました。

 

また、離職者が多くなることによって、一人一人の負担が重くなることを心配し、退職を決めた人もいます。

私は、この退職ラッシュを非常に残念に思います。

 

介護職員の退職ラッシュがもたらす影響

介護職員の退職ラッシュがもたらす影響は、大きく分けて2つあります。

 

1つは、入居者への介護サービスの質の低下です。

退職する職員は、入居者との信頼関係を築き、一人ひとりのニーズを把握しています。また、介護の技術や知識も豊富です。そのような職員が退職してしまうと、入居者への介護サービスが行き届かなくなる可能性があります。

 

2つ目は、残った職員の負担増です。

退職する職員の業務を残った職員が引き継ぐことになります。そのため、残った職員の負担が大きく増加します。

 

残った職員は、業務量の増加や、退職した職員との連携の難しさなど、さまざまなストレスを感じていることでしょう。

 

介護職員の退職を防ぐためには

介護職員の退職を防ぐためには、以下の3つが重要だと考えています。

 

1つ目は、給与や待遇の改善です。

介護職員の給与は、他の業界と比べて低い傾向にあります。そのため、給与や待遇を改善することで、介護職員のモチベーションを高めることができます。

 

2つ目は、職員の働きやすい環境づくりです。

介護の仕事は、体力や精神力を必要とするハードな仕事です。そのため、職員の働きやすい環境づくりを行い、職員が長く働けるようにする必要があります。

 

3つ目は、介護職員の社会的地位の向上です。

介護職員は、社会になくてはならない重要な仕事です。しかし、介護職員に対する社会的評価は、まだまだ低い傾向にあります。そのため、介護職員に対する社会的評価を高めることで、介護職員を目指す人が増え、介護職員の不足を解消することができます。

 

読者のみなさんへ

このブログを読んでくださっている介護職員の皆さん、どうか自分を大切にして、無理をしないでください。

 

介護の仕事は、やりがいのある仕事ですが、同時に、体力や精神力を必要とするハードな仕事です。そのため、心身ともに健康でなければ、長く続けることはできません。

 

もし、あなたが介護職員を辞めたいと思っているなら、まずは上司や同僚に相談してみてください。また、転職を考えているなら、転職エージェントに相談するのも一つの方法です。

 

介護職員の皆さんが、長く健康に働けるよう、心から願っています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。