kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

なぜ介護士同士でハラスメントが起こりやすいのか?

私は、老人ホームで勤務する介護士の「かいごの木」です。

 

介護の仕事は、入居者様の生活を支える、とてもやりがいのある仕事です。

しかし、その一方で、入居者様やご家族からのハラスメントだけでなく、

介護士同士のハラスメントも起こりやすい職場です。

 

介護士同士のハラスメントには、パワハラ、セクハラ、モラハラなど、さまざまな種類があります。パワハラとは、職位や立場を利用して、他人に不当な要求や行為をすること。セクハラとは、性的な言動や行為により、他人に不快感や苦痛を与えること。モラハラとは、暴言や暴力などの言動や行為により、他人の精神的苦痛を引き起こすことです。

 

介護士同士のハラスメントが起こりやすい理由は、いくつか考えられます。

  • 仕事のストレス

介護の仕事は、肉体的にも精神的にも負担の大きい仕事です。入居者様のお世話は、体力的にハードな作業が多く、また、入居者様やご家族とのコミュニケーションも重要です。そのため、仕事のストレスが溜まりやすく、それがハラスメントにつながることがあります。

 

  • コミュニケーション不足

介護の仕事は、チームワークが重要です。入居者様のお世話を円滑に進めるためには、職員同士が協力し合うことが不可欠です。しかし、コミュニケーションが不足していると、誤解や不満が生まれ、それがハラスメントにつながることがあります。

 

  • 職場環境の悪さ

介護の仕事は、人手不足が深刻な問題となっています。そのため、職員一人ひとりの負担が大きく、休みも取りづらいという状況が続いています。このような職場環境では、職員同士の人間関係が悪化し、ハラスメントにつながることがあります。

 

介護士同士のハラスメントは、被害者だけでなく、職場全体にも大きな悪影響を及ぼします。被害者は、仕事への意欲を失ったり、精神的なダメージを受けたりする可能性があります。また、職場全体の雰囲気が悪くなり、入居者様やご家族からの信頼を失う可能性があります。

 

介護士同士のハラスメントを防ぐためには、まず、職員一人ひとりがハラスメントの意味や問題点を理解することが大切です。また、職場全体でコミュニケーションを活発にし、職場環境を改善していくことも重要です。

 

具体的には、以下のことに取り組むことが考えられます。

  • ハラスメントの研修を実施する

ハラスメントの意味や問題点、そして、具体的な対処方法などを学ぶことで、職員の意識を高めることができます。

 

  • 職場内研修を実施する

職場内の人間関係やコミュニケーションについて、職員同士で話し合う機会を設けることで、お互いの理解を深めることができます。

 

  • 職場環境を改善する

職員一人ひとりの負担を軽減するために、人員配置や休暇制度の改善に取り組むことが大切です。

 

介護士同士のハラスメントは、誰もが加害者にも被害者にもなり得る問題です。一人ひとりがハラスメントを意識し、職場全体で取り組むことで、ハラスメントのない職場を実現していきたいものです。

 

読者へのメッセージ

介護士同士のハラスメントは、決して許されることではありません。もし、あなたがハラスメントの被害に遭っている場合は、一人で悩まずに、信頼できる人に相談してください。また、ハラスメントを目にしたら、声を上げることが大切です。

 

私たちは、入居者様やご家族のために働いています。そのためにも、職場環境を整え、安心して働ける職場を実現していきたいものです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。