kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

敬老の日に、わたしが学んだこと

皆さん、こんにちは。今日は敬老の日ですね。

 

私は、老人ホームで介護士として働いています。この仕事は、大変なこともありますが、入居者さんたちから学ぶことも多く、とてもやりがいを感じています。

 

そんな中で、私が特に印象に残っているのは、今日の出来事です。

老人ホームのホールで特別なイベントが行われました。職員と入居者さんたちが一緒に手作りのランチを楽しむことになっていました。

 

私は、ある入居者、田中さん(仮名)と一緒に座りました。田中さんはもう90歳を超えていますが、いつも明るく、笑顔が絶えない方です。

 

ランチが始まり、田中さんと私はおしゃべりを楽しんでいました。彼は若いころの思い出や家族について話してくれました。その中で、彼が特に誇りに思っているのは、戦時中に兵士として従軍し、多くの仲間を支えたことでした。

 

彼の話を聞くと、歴史の一部として生きてきた彼の経験が、私たち現代の人々にとっても大切な教訓であることを再認識させられました。

 

田中さんは、戦争中の困難な状況や仲間たちとの絆について語りました。その話には、彼の目に涙が宿っていました。そして、最後に田中さんはこう言いました。

「私は幸運だと思う。戦争を生き抜いて、この素晴らしい老人ホームで暖かいケアを受けられるなんて。」

 

この瞬間、私は感動しました。田中さんの言葉は、私たちが提供するケアの重要性を再確認させてくれたのです。彼のような尊い人たちに、快適で安心感のある環境を提供し、彼らの生活をサポートすることが、私たち介護士の使命なのだと思いました。

 

ランチが進むにつれ、入居者たちは笑顔で食事を楽しんでいました。老人ホームのホールは、笑い声と幸せな会話で満ち溢れ、その雰囲気は何よりも大切です。特別な日に入居者さんたちが楽しんでくれることが、私たちの最大の報酬であり、やりがいでもあります。

 

田中さんの話を聞いた後、私は彼の生きる力と前向きな姿勢から多くを学びました。老いることは避けられないものですが、その過程で私たちは多くのことを学び、成長することができるのです。敬老の日に、入居者さんたちから得ることができる素晴らしい教訓がたくさんあります。

 

この特別な日を通じて、私たちは入居者さんたちに感謝の気持ちを伝え、一緒に素晴らしい瞬間を共有することができました。敬老の日は、老人ホームのスタッフと入居者さんたちの絆をより一層強化し、幸せな思い出を作る素晴らしい機会です。

 

田中さんから学んだことを忘れずに、入居者さんたちと共に過ごす日々を大切にし続けたいと思います。彼らの人生経験や知恵から学び、共に笑顔で過ごすことが、私たち介護士にとっての特権です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。老人ホームでの仕事は、感動と学びの連続であり、私たちにとって誇り高い使命です。入居者さんたちとの共感と笑顔が、私たちの励みです。これからも皆さんと一緒に、幸せな瞬間を共有し続けます。

 

敬老の日、そして毎日が、入居者さんたちとの素晴らしい旅路であることを願っています。