介護士としての失敗から学んだ教訓を共有します。
私は、老人ホームでの介護士としての経験を通じて、ある事故を経験しました。それは、利用者様の転倒・転落事故でした。
ある日、利用者様をトイレへ誘導し、おむつ交換介助を行っていました。
利用者様は認知症を患い、歩行が不安定でした。
私は利用者様の手を握り、ゆっくりと歩行をサポートしましたが、不運にも利用者様は足を滑らせ、転倒してしまいました。
利用者様は右側に倒れ、痛みを訴えました。
即座に看護師に報告し、状態を観察しました。骨折の可能性があるとの診断で、急いで救急車を呼び、病院へ搬送しました。
幸いにも、命に別状はありませんでしたが、右大腿骨頚部骨折により歩行に障害が残りました。
この出来事を通じて、介護士としての責任を痛感し、転倒・転落事故の重大性を再認識しました。転倒・転落事故は利用者様にとってだけでなく、介護士にとっても悲劇的な出来事です。
この経験から、転倒・転落事故の防止に向けて以下の対策を徹底しています。
- 利用者様の歩行状態を正確に評価し、安全な介助が可能かどうか判断します。
- 利用者様とコミュニケーションを図り、転倒・転落のリスクを共有し、協力を得ます。
- 介助を行う前に周囲の環境も確認し、安全な状態で行うように心がけます。
また、転倒・転落事故の防止のために、専門知識とスキルを継続的に向上させるための研修や勉強会に積極的に参加しています。
介護士の最優先事項は利用者様の安全と安心です。
転倒・転落事故は避けるべきものであり、常にその危険性を認識し、予防策を徹底することが欠かせません。利用者様の健康と安全を守るために、介護士としての使命に真摯に取り組んでいます。