kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

人それぞれに与えられた課題は違う

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。日々、多くの高齢者の方々と接する中で、人それぞれの人生や経験、そして課題があることを痛感します。

 

ある日、Aさんは私にこう話しました。「私は昔から完璧主義で、自分に厳しくしてきた。でも、歳をとって思うように体が動かなくなると、何もできない自分が情けなくて…」

 

Aさんのように、自分が思うようにできないことに苦悩する方は少なくありません。しかし、私はAさんにこう伝えました。

 

「Aさんはこれまで、ご家族のために一生懸命頑張ってきた。完璧でなくても、それは素晴らしいことです。今は無理せず、ご自身のペースで過ごしましょう。」

 

人にはそれぞれ、生まれ持った性格や才能、そして人生経験があります。そのため、同じ課題を与えられても、その捉え方や乗り越え方は人それぞれです。

 

Bさんは、認知症の診断を受けて落ち込んでいました。しかし、ある日、趣味の手芸を再開すると、生き生きとした表情を取り戻しました。Bさんにとって、手芸は生きる喜びであり、認知症との課題を乗り越えるための力になっているのです。

 

Cさんは、長年連れ添った配偶者を亡くし、孤独を感じていました。しかし、ボランティア活動に参加することで、新しい仲間と出会い、生きがいを見出しました。

 

Cさんにとって、ボランティア活動は孤独との課題を乗り越え、人生に新たな意味を与えるものになったのです。

 

このように、人それぞれに与えられた課題は違います。そして、その課題を乗り越える方法は、一つではありません。大切なのは、自分にとっての「生きがい」や「喜び」を見つけることです。

 

介護士として、私は一人ひとりの人生に寄り添い、その方の課題を乗り越えるためのサポートをしていきたいと思っています。そして、誰もが自分らしく輝く人生を送れるよう、お手伝いしたいと考えています。

 

人生は山あり谷ありです。課題にぶつかったときは、一人で抱え込まず、周囲の人に助けを求めましょう。そして、自分にとっての「生きがい」や「喜び」を見つけることで、課題を乗り越えていきましょう。

 

私たちは皆、それぞれ違う存在です。自分の弱さを受け入れ、自分らしさを大切にして、人生を歩んでいきましょう。

 

このブログが、読者の皆様の心に少しでも響けば幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。