私は、老人ホームで勤務する介護士の「かいごの木」です。
入職当初は、高齢者とコミュニケーションをとるのが苦手でした。しかし、日々の仕事の中で試行錯誤を繰り返し、今では利用者の方々と楽しく会話ができるようになりました。
そこで、これから介護士になる方に向けて、お年寄りとのコミュニケーション術についてアドバイスしたいと思います。
- 相手の気持ちに寄り添う
お年寄りとのコミュニケーションで最も大切なことは、相手の気持ちに寄り添うことです。相手の話をしっかりと聞き、共感を示してあげましょう。
例えば、利用者の方が「昔はこんな仕事をしていたんだ」と話しているときに、話を遮ったり、否定したりせず、しっかりと聞きましょう。また、相手の目を見て笑顔で相槌を打つことで、相手に安心感を与えることができます。
- 相手のペースに合わせる
お年寄りは、若い人に比べて話すスピードや声の大きさが小さい場合があります。また、認知症の方の場合は、話がまとまらなかったり、同じことを繰り返したりすることもあります。
そのような場合は、相手のペースに合わせるようにしましょう。ゆっくりと話を聞き、相手が話しやすいように声の大きさやスピードを調整しましょう。
- 相手の過去を引き出す
お年寄りは、過去の思い出を話すことで、生きがいを感じることができます。相手の過去に興味を持って、積極的に話を聞いてみましょう。
例えば、利用者の方が「昔はよく花を育てていたんだ」と話しているときに、「どんな花が好きだったんですか?」「どんな風に育てていたんですか?」など、質問を投げかけてみましょう。
- 相手の良いところを見つける
お年寄りは、若い人に比べて自分のことを認められたい気持ちが強いものです。相手の良いところを見つけて、褒めてあげましょう。
例えば、利用者の方が「お弁当を作ってあげたんだよ」と話しているときに、「美味しかったよ。ありがとうね」と褒めてあげましょう。
- 自分も素直に話す
お年寄りとコミュニケーションをとる際には、自分も素直に話すことが大切です。自分のことを話すことで、相手との距離が縮まります。
例えば、利用者の方が「お孫さんは元気?」と聞いてきたときに、「はい、最近は学校でサッカーを始めて、毎日楽しそうに練習しています」と話しましょう。
まとめ
お年寄りとのコミュニケーションは、相手の気持ちに寄り添うことが大切です。相手のペースに合わせ、相手の過去を引き出し、相手の良いところを見つけ、自分も素直に話すことで、より良いコミュニケーションをとることができます。
これから介護士になる方は、ぜひこれらのアドバイスを参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。