kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

視点を変えれば、生き方は変わる

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。日々、高齢者の方々と接する中で、人生の様々な側面を目の当たりにします。喜び、悲しみ、怒り、そして希望。人生とは何なのか、生きるとはどのような意味を持つのか、深く考えさせられる日々です。

 

ある日、認知症の女性Aさんからこんな質問をされました。「私の人生はこれで良かったのかしら?」Aさんはかつてキャリアウーマンとして活躍していましたが、現在は認知症が進み、日常生活もままならない状態です。過去の栄光と現在の状況のギャップに、深い苦悩を感じているようでした。

 

私はAさんにこう答えました。「Aさんの人生は決して無駄ではありません。Aさんがこれまで積み重ねてきた経験や知識は、誰にも真似できないものです。そして、その経験や知識は、今この瞬間もAさん自身を支えています。」

 

Aさんは私の言葉を聞いて、少しだけ表情を和らげました。そして、こう語りました。「そうね。確かに私はたくさんのことを経験してきたわ。そして、その経験は私にとってかけがえのない宝物だわ。」

 

視点を変えれば、生き方は変わる。Aさんのように、人生に迷いを感じている人は少なくありません。しかし、視点を変えて過去の経験を振り返れば、そこに新たな価値を見出すことができるのです。

 

介護士の仕事は、高齢者の方々の生活を支えるだけでなく、人生の意味を見出す手助けをすることだと私は考えています。高齢者の方々と接することで、私たちは人生の様々な側面を知ることができます。そして、その経験を通して、自分自身の人生を見つめ直すきっかけにもなります。

 

視点を変えれば、生き方は変わる。これは、高齢者の方だけでなく、すべての人々に当てはまることです。人生に迷いを感じているとき、ぜひ視点を変えて考えてみてください。過去の経験を振り返り、そこに新たな価値を見出すことができれば、人生はより豊かになるはずです。

 

以下、視点を変えるための具体的な方法をいくつかご紹介します。

 

  • 過去の経験を振り返ってみる

人生の節目節目で、自分が何を考え、何を学んだのかを振り返ってみましょう。過去の経験には、現在の自分自身を支えるヒントが隠されています。

 

  • 自分とは異なる立場の人になって考えてみる

自分とは異なる価値観を持つ人や、異なる人生経験を持つ人の立場になって考えてみましょう。そうすることで、自分の視野を広げることができます。

 

  • 新しいことに挑戦してみる

今まで興味があったけど、挑戦したことがないことに挑戦してみましょう。新しい経験は、新たな視点を与えてくれます。

 

人生は一度きりです。だからこそ、自分自身の生き方にこだわりたいものです。視点を変えて、自分にとってより良い人生を歩んでいきましょう。

 

介護士として、高齢者の方々が自分自身の生き方に満足できるよう、これからもサポートしていきたいと思っています。

 

このブログが、人生に迷いを感じている人にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。