kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

コロナ禍は、気づきの機会でした

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。このコロナ禍は、私たち介護士にとって、様々な課題と向き合い、多くのことを考えさせられる日々となりました。

 

しかし、同時に、これまで気づかなかった大切なことに気づけた、貴重な機会でもあったと感じています。

 

感染リスクへの不安と葛藤

コロナ禍が最初に訪れた時、私たちは大きな不安に襲われました。特に、高齢者の方々は重症化リスクが高いため、感染対策には細心の注意を払う必要がありました。

 

しかし、十分な防護具が用意できない状況もあったり、入居者様の方との距離を保ちながらの介護は、心身ともに負担が大きかったりしました。

 

また、面会制限により、ご家族の方々との面会が難しくなったことも、入居者様の方々にとって大きなストレスとなりました。

 

私たち介護士は、ご家族の方々の代わりに、入居者様の方々と接し、心の支えとなるよう努めました。しかし、限られた時間の中で、全ての方に十分なケアを提供することは難しく、歯がゆい思いをすることもありました。

 

それでも、私たちは前に進むことを選びました

このような状況の中でも、私たちは決して諦めませんでした。感染対策の徹底はもちろんの事、入居者様の方々が少しでも安心して過ごせるよう、様々な工夫を重ねました。

 

例えば、オンライン面会システムを導入したり、レクリエーション活動を工夫したりすることで、入居者様の方々が孤立しないよう努めました。

 

また、ご家族の方々との連携も強化しました。電話やメールでの情報共有だけでなく、オンラインでの面談なども積極的に行い、入居者様の方々の状況を共有し、不安を解消するよう努めました。

 

コロナ禍を通して得たもの

コロナ禍は、私たち介護士にとって、かけがえのない経験となりました。感染リスクへの不安や、入居者様の方々やご家族の方々への心配など、多くの葛藤を抱えながらも、私たちは前に進むことを選びました。

 

その中で、私たちは介護の仕事に対する責任感と使命感をより強く感じ、入居者様の方々一人ひとりに寄り添ったケアの大切さを改めて認識することができました。

 

また、チームワークの重要性も痛感しました。医師、看護師、ケアマネージャーなど、様々な職種の方々と協力し、入居者様の方々に最適なケアを提供するために努力しました。その結果、これまで以上に質の高い介護を提供できるようになったと感じています。

 

未来への希望

コロナ禍は、まだ終息には至っていません。しかし、私たちはこれまで培ってきた経験と知識を活かし、今後も入居者様の方々に安心・安全な介護を提供し続けていきたいと思います。

 

また、この経験を活かして、介護の仕事の魅力を発信し、より多くの人が介護の仕事に興味を持ってくれることを願っています。介護の仕事は、決して楽ではありません。

 

しかし、入居者様の方々の笑顔を見ることができる喜びは何物にも代え難いものです。

 

そして、私たち介護士の力で、高齢者の方々が安心して暮らせる社会を実現していきたいと思っています。

 

おわりに

コロナ禍は、私たちに多くの課題を突きつけました。しかし、同時に、私たちに成長の機会を与えてくれました。この経験を活かして、これからも入居者様の方々に寄り添った介護を提供し続けていきたいと思います。

 

このブログ記事が、介護の仕事に興味を持っている方や、介護の現場で働く方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。