kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

介護士からみた認知症

私は、老人ホームで介護士として働いています。認知症の入居者の方々の介護を担当し、日々、彼らと接しています。

 

認知症とは、脳の神経細胞が失われ、認知機能が低下する病気です。記憶障害、判断力や理解力の低下、言語障害、行動や感情の変化などの症状が現れます。

 

認知症の入居者の方々は、さまざまな症状を抱えています。中には、同じことを何度も繰り返したり、妄想や幻覚に陥ったり、暴れたり、徘徊したりする方もいます。

 

介護士として、彼らの症状に向き合うのは、とても大変なことですが、同時に、とてもやりがいのあることです。彼らの笑顔や感謝の言葉をもらうと、頑張ってきてよかったと思えます。

 

認知症介護の大変なこと

認知症介護の大変なことは、大きく分けて2つあります。

 

1つ目は、症状への対応です。認知症の症状は、人によってさまざまです。そのため、一人ひとりの症状に合わせて、適切な対応をする必要があります。

 

例えば、徘徊する方は、部屋に鍵をかけたり、見守りカメラを設置したりするなどの対策が必要です。また、暴れる方は、職員が複数で対応したり、薬を投与したりすることもあります。

 

2つ目は、家族とのコミュニケーションです。認知症の方は、自分の意思や思いを伝えることが難しくなります。そのため、家族とよく話し合い、彼らの状況を理解してもらうことが大切です。

 

家族とのコミュニケーションは、なかなかうまくいかないことも多いです。しかし、家族と協力して、彼らの生活を支えていくことが、認知症介護の重要なポイントです。

 

認知症介護のやりがい

認知症介護のやりがいは、大きく分けて2つあります。

 

1つ目は、彼らの笑顔や感謝の言葉をもらうことです。認知症の方は、言葉で自分の気持ちを表現することが難しくなります。しかし、彼らは、心の中では、私たちの介護に感謝してくれていると感じています。

 

2つ目は、彼らの生きてきた人生を学ぶことです。認知症の方は、過去の記憶を忘れてしまうことがあります。しかし、彼らの生きてきた人生を、彼らから聞くことで、私たちは、さまざまなことを学ぶことができます。

 

認知症に対する偏見をなくしたい

認知症は、誰にでも起こりうる病気です。しかし、認知症に対する偏見や誤解が、まだ残っています。

 

例えば、認知症の人は、すべてがわからないと思っている人や、認知症の人は、暴力的になると思っている人がいます。

 

認知症に対する偏見や誤解をなくすためには、認知症について正しく理解することが大切です。認知症の人と接する機会があれば、彼らの話を聞いて、彼らの生きてきた人生を学んでほしいと思います。

 

認知症介護の未来

認知症は、今後もますます増えていくと考えられています。そのため、認知症介護の環境を整えることが、ますます重要になってきます。

 

認知症介護の環境を整えるためには、以下のことが必要だと考えています。

 

  • 認知症の知識や技術を身につけた介護士を増やす
  • 認知症介護のノウハウを共有する
  • 認知症介護を支える制度やサービスを充実させる

 

認知症介護の環境が整うことで、認知症の人も、自分らしく生きられる社会が実現できると考えています。

 

まとめ

認知症介護は、大変なこともありますが、やりがいのある仕事です。認知症に対する偏見や誤解をなくし、認知症介護の環境を整えることで、認知症の人も、自分らしく生きられる社会が実現できると考えています。

 

このブログが、認知症に対する理解を深めるきっかけになれば幸いです。