老人ホームで介護士として働く「かいごの木」です。
認知症という言葉を聞いて、不安や恐怖を感じている方も多いのではないでしょうか。私も、介護士になる前は、認知症になるなんて絶対イヤだと思っていた一人です。
しかし、実際に老人ホームで働き始めてから、認知症の方と関わっていくうちに、少しずつその考えが変わってきました。
認知症の方々は、確かに記憶や判断力が低下している部分もありますが、それだけではありません。
彼らは、人生の経験や知識、そして人としての優しさや温かさを、まだ十分に持っているのです。
例えば、ある認知症の女性は、自分の名前も思い出せないほど、記憶が衰えていました。しかし、ある日、私が困っている様子を見て、さりげなく手を差し伸べてくれました。その優しさに、私は心を打たれ、とても感動しました。
また、ある認知症の男性は、自分の昔の記憶を、はっきりと思い出せなくなっていました。しかし、それでも、音楽や絵画などの芸術を楽しむことができていました。
その姿を見て、私は、認知症になっても、人生を楽しむことができるんだということを、学びました。
もちろん、認知症になることは、決して楽しいことではありません。しかし、認知症の方々も、一人の人間として、尊厳を持って生きていく権利があります。
もし、あなたが認知症になることを恐れているのなら、まずは、認知症の方々と関わる機会を持ってみてはいかがでしょうか。
彼らとの出会いは、きっと、あなたの考えを少し変えてくれるはずです。
以下に、認知症の方々と関わる際に、心がけておくべきことをいくつかご紹介します。
- 相手のペースに合わせて話をする
- 相手の話をよく聞く
- 相手の話を否定しない
- 相手の気持ちを尊重する
認知症の方々と関わるときは、相手の立場に立って、優しく接することが大切です。
彼らとの出会いは、きっと、あなたの人生にとって、かけがえのない宝物になるとおもいます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。