kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

老人ホームに入居して考え直したこと3選

老人ホームでの介護士として働く中で、日々さまざまな出来事や人との触れ合いがあります。その中で、入居者の方々との関わりや経験から、私自身も多くのことを学びました。その中で、特に重要だと感じた3つの考えを共有したいと思います。

 

1.時間との向き合い方

 

入居者の方々と接する中で、時間の尊さや価値について再認識しました。彼らは長い人生の中で数々の経験を積み重ねてきた方々であり、その中には喜びや悲しみ、苦難や幸せが詰まっています。彼らが語る話に耳を傾けることで、時間の流れと共に培われた知恵や教訓を学ぶことができます。

 

また、介護の現場では日々の忙しさから時間の制約を感じることもありますが、入居者の方々との触れ合いの中で、時にはその時間を大切に使うことの重要性を感じます。彼らとの会話や共同の活動は、単なる時間の経過ではなく、心の交流や思い出の積み重ねに繋がります。

 

2.尊厳と自立の重要性

 

老人ホームに入居される方々は、日常生活の中で様々な制約や支援が必要とされることがありますが、それでも彼らの尊厳と自立を尊重することが大切だと痛感しました。彼らはこれまで自分の人生を切り拓いてきた方々であり、その経験や価値を失うことなく、自分らしく過ごす権利があります。

 

介護の仕事は支援や世話をすることが中心ですが、その中でもできる限り彼らの自立心や意思を尊重し、彼らができることを積極的にサポートすることが重要だと感じます。彼らが自分自身の意思や能力を活かし、生活の中で選択や決定をすることができる環境を提供することが、彼らの尊厳を守るために必要不可欠です。

 

3.家族や人間関係の大切さ

 

老人ホームに入居することは、時には孤独や寂しさを感じることもあります。その中で、家族や友人との絆や人間関係の大切さを改めて実感しました。入居者の方々は過去に愛する人々と多くの時間を共に過ごしてきた方々であり、その絆や支えが彼らの生活に欠かせません。

 

介護の現場では、彼らが家族や友人との絆を感じることができるよう、日々努めることが求められます。彼らの笑顔や安心感は、家族や友人との交流や支えがあったからこそ生まれるものであり、その大切さを理解し、彼らとの関わりを大切にすることが必要です。

 

老人ホームでの介護士として働く中で、これらの考えを胸に日々の業務に取り組んでいます。入居者の方々との触れ合いや経験から学ぶことは多いですが、その中で彼らから学ぶことも同じくらい多いと感じます。彼らの人生や経験から得た知恵や教訓は、私たちにとって貴重なものであり、これからも大切にしていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。