kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

高齢者の無邪気な笑顔が教えてくれたこと

私は老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。日々、高齢者の方々と接する中で、様々な喜びや悲しみを共にしてきました。中でも、高齢者の無邪気な笑顔は、私の心を癒やし、生きる力と勇気を与えてくれます。

 

ある日、私が担当している90代の女性A子さんが、久しぶりに家族と再会しました。A子さんは認知症で、家族の顔も忘れてしまうことが多くなっていました。

 

しかし、この日だけは違いました。家族の顔を見た瞬間、A子さんの顔はパッと明るくなり、満面の笑みを浮かべたのです。その笑顔は、まるで子供のようにはにかむような、純粋な喜びに満ち溢れていました。

 

その笑顔を見た瞬間、私は介護士として何よりも大切なことを思い出しました。

 

それは、高齢者の方一人ひとりの個性や尊厳を尊重し、その人らしい生活を送れるようサポートすることです。認知症であっても、A子さんには家族との温かい絆を感じ、喜びを分かち合う心がある。そのことを改めて認識し、A子さんの笑顔を守りたいという気持ちが強くなりました。

 

また、別のエピソードを紹介します。80代の男性Bさんは、いつも一人で静かに過ごしている方でした。

 

ある日、私がBさんの部屋を訪ねると、Bさんは珍しくニコニコしながら折り紙をしていました。何を作っているのか尋ねると、「孫にプレゼントするんだ」と嬉しそうに答えてくれました。

 

Bさんは、折り紙が得意で、様々な作品を作ることができます。しかし、最近は手先が不器用になり、思うように作れなくなっていました。

 

それでも、Bさんは諦めずに練習を続け、孫に喜んでもらいたい一心で折り紙を作り続けていたのです。

 

Bさんの姿を見て、私は「生きる目標」を持つことの大切さを学びました。高齢者の方にとって、家族や友人との繋がり、社会との関わり、そして自分自身の役割や生きがいを感じることは、何よりも大切なのです。

 

高齢者の無邪気な笑顔は、私たちに多くのことを教えてくれます。それは、人生のシンプルな喜び人と人との繋がりそして生きることの意味です。

 

介護士として、高齢者の方々の笑顔を守り、その人生を最後まで支えていきたいと強く思います。

 

高齢者の方と接する中で、私が学んだこと

  • 高齢者の方一人ひとりの個性や尊厳を尊重する
  • その人らしい生活を送れるようサポートする
  • 生きる目標を持つことの大切さ
  • 人生を楽しむ心
  • 人と人との繋がり
  • 愛情の大切さ
  • 感謝の気持ち

 

最後に

高齢者の方と接する機会があれば、ぜひ彼らの笑顔に注目してみてください。そこには、人生の深い喜びと、私たちが忘れてしまいがちな大切なメッセージが込められています。

 

高齢者の方との交流は、私たち自身の生き方を見つめ直し、豊かな人生を送るためのヒントを与えてくれます。ぜひ、高齢者の方と積極的に交流し、彼らから学ぶ機会を大切にしてください。

 

このブログを読んで、少しでも高齢者の方々に興味を持っていただけたら幸いです。

介護士として、高齢者の方々の笑顔を守り、その人生を最後まで支えていきたいと思っています。

 

このブログが、そのための小さな一歩となれば幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。