kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

苦手な人の苦手な理由を掘り下げると、見えてくるもの

私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。

日々、入居者様の方々と接し、彼らの生活を支えるお手伝いをさせていただいています。

 

入居者様の方々の中には、性格や価値観、人生経験などが全く異なる方がいらっしゃいます。中には、どうしても苦手と感じてしまう方もいらっしゃいます。

 

しかし、苦手な人の苦手な理由を掘り下げていくと、そこには様々なものが隠されていることに気づきます。

 

今回は、私が実際に経験したことを通して、苦手な人の苦手な理由を掘り下げることで見えてくるものについて、お話ししたいと思います。

 

苦手な入居者様Aさん

私が初めて老人ホームで働き始めた頃、Aさんという入居者様の方を担当することになりました。

 

Aさんは、いつも不機嫌そうにされており、私の言葉に耳を傾けてくれることもありませんでした。

 

また、食事や入浴などの介助を拒否することも多く、私にとって非常に接しにくい方でした。最初は、Aさんのことが苦手で、仕事に行くのが憂鬱になることもありました。

 

Aさんの苦手さの理由を掘り下げる

しかし、Aさんとの関わりの中で、私は徐々にAさんの苦手さの理由を理解していくようになりました。

 

Aさんは、若い頃に大きな病気を患い、その後遺症で体が不自由になっていました。

 

また、家族は遠方に住んでおり、ほとんど会いに来ることはありませんでした。

そのため、Aさんは孤独を感じ、周囲の人に対して心を閉ざしていたのです。

 

Aさんへの接し方を変える

Aさんの苦手さの理由を理解した私は、Aさんへの接し方を変えることにしました。

まず、Aさんの話をよく聞くようにしました。

 

Aさんは、自分の過去や今の生活について、誰にも話したことがなかったようです。

 

私が話を聞いてくれることで、Aさんは徐々に心を開いてくれるようになりました。

 

また、Aさんが好きなことを一緒にするようにしました。

Aさんは、読書や音楽鑑賞が好きでした。

 

私は、Aさんと一緒に本を読んだり、音楽を聴いたりすることで、楽しい時間を過ごすことができました。

 

Aさんとの関係の変化

Aさんへの接し方を変えたことで、Aさんとの関係は徐々に変化していきました。

Aさんは、以前よりも笑顔を見せるようになり、私の言葉にも耳を傾けてくれるようになりました。

 

また、食事や入浴などの介助を拒否することも少なくなり、私にとって接しやすい方になりました。

 

苦手な人の苦手な理由を掘り下げることの大切さ

Aさんとの経験を通して、私は苦手な人の苦手な理由を掘り下げることの大切さを学びました。

 

苦手な人の苦手な理由を理解することで、その人に合った接し方をすることができます。

 

そうすることで、相手との信頼関係を築き、より良い関係を築くことができるのです。

 

おわりに

老人ホームで働く介護士として、私は日々様々な方々と接しています。

 

中には、どうしても苦手と感じてしまう方もいらっしゃいますが、その人の苦手な理由を掘り下げることで、その人を理解し、より良い関係を築くことができることを学びました。

 

あなたにも、苦手な人がいるかもしれません。

 

しかし、その人の苦手な理由を掘り下げることで、その人を理解し、より良い関係を築くことができるのです。

 

ぜひ、苦手意識を持たずに、様々な人と接してみてください。

そうすることで、あなたの人生はより豊かになるでしょう。

 

このブログが、介護士の方々や、人と接する機会が多い方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。