kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

2026-01-01から1年間の記事一覧

静かな夜なのに鳴り響くナースコールの嵐

夜勤の時間帯になると、施設は一気に静まり返ります。 照明は落とされ、廊下の足音も少なくなり、昼間の慌ただしさが嘘のように消えていく。 外はきっと星が出ているんだろうな、なんて思いながら、ナースステーションで記録を書いているときもあります。 ――…

こうあるべきに固執して前に進めない

「介護士なんだから、優しくあるべき」 「大人なんだから、感情的になってはいけない」 「プロなんだから、弱音なんて吐くべきじゃない」 こんな“こうあるべき”を、あなたはどれだけ抱え込んでいますか。 この仕事をしていると、知らず知らずのうちに、たく…

ついていないなと思う時、他の誰かを悪者にしたくない

毎日、決して同じ一日がない現場で、さまざまな人の人生と向き合っています。 そんな仕事をしていると、「今日は本当についていないな」と思う日が、どうしてもあります。 夜勤でほとんど眠れなかった翌日に限って、急変が重なったり。 時間に追われている時…

心が喜ぶ生き方ってどんな人生?

「心が喜ぶ生き方って、どんな人生だと思いますか?」 もし今、あなたが少し立ち止まってこの問いを考えているなら、それはきっと、あなたの心が何かを感じ取っている証拠なのだと思います。 毎日、人生の先輩たちと向き合い、食事や入浴のお手伝いをしなが…

あらゆる問題は自ら生み出した幻

突然ですが、あなたは最近、どんなことで悩んでいますか。 仕事でしょうか。人間関係でしょうか。 将来への不安、過去への後悔、自分自身への苛立ちかもしれません。 私自身、老人ホームで介護士として働く中で、何度も「もう限界だ」と感じてきました。 心…

マイナス思考癖が常

あなたは、自分のことを「マイナス思考だな」と感じることはありませんか。 私はあります。しかも、たまにではなく、ほぼ常にです。 老人ホームで介護士として働いていると、どうしても前向きな言葉や明るい態度を求められます。 入居者様の前では笑顔で、同…

誰にも愛されていないと感じるより、すでに愛されていたことを知る

「私なんて、誰にも必要とされていないのよ」 「ここに来ても、誰も私のことなんて気にしていない」 老人ホームで働いていると、入居者様から、時々こんな言葉を聞くことがあります。その言葉は、決して大きな声ではなく、独り言のように、ぽつりとこぼれ落…

物差しの違いで見え方まで違う

同じ出来事を見ているはずなのに、どうしてこんなにも受け取り方が違うんだろう。 老人ホームで働いていると、そんな場面に何度も出会います。 入居者様、同僚、上司、そして自分自身。同じ時間、同じ場所にいるのに、見えている景色は驚くほど違うんです。 …

不遇の子供時代を乗り越えてきた人ほど、実は強い

「昔のことなんて、思い出したくもないよ」 「いい子供時代なんて、なかったからね」 老人ホームで働いていると、入居者様がふと、こんな言葉を口にすることがあります。 笑いながら言う人もいれば、何気ない世間話の途中で、ぽつりと落とす人もいます。 そ…

他人の成功を喜ぶ世界を実現したい

毎日、同じフロアを行き来しながら、同じ顔ぶれの入居者様と向き合い、同じようでいて決して同じではない一日一日を過ごしています。 笑顔で始まる朝もあれば、理由のわからない不安に包まれる朝もある。 そんな現場で働いていると、人の心の動きが、まるで…

奪わずに分け合えば心が豊かになる

毎日、たくさんの人生に触れ、たくさんの「想い」に出会います。 朝の挨拶ひとつ、食事の時間のひとコマ、夜の消灯前の静けさ。そのどれもが、教科書には載っていない大切な学びで満ちています。 この仕事を始めた頃、私は「介護は技術だ」と思っていました…

楽で心地良いことが本当の自分に触れるための鍵

「楽をしちゃいけない」 いつからか、そんな言葉が心の奥に根を張っていました。 特に介護の仕事をしていると、その思いは強くなりがちです。入居者様のために、同僚のために、迷惑をかけないように、期待に応えられるように。 気づけば、いつも肩に力が入っ…

失敗していい。信じてこそ人は育てられる

現場に立つ中で、入居者様との関わりだけでなく、後輩職員や新人さんと向き合う時間も増えてきました。 その中で、何度も自分に問いかけてきたことがあります。 「人を育てるって、どういうことなんだろう」「本当に相手のためになる関わり方って、何だろう…

状況が悪くても、この状況を肯定的に受け入れる

毎日、同じ廊下を歩き、同じ時計の音を聞き、同じように一日が始まり、同じように一日が終わっていきます。 外から見れば、変化の少ない世界かもしれません。でも、その中で流れている時間は、とても濃く、重く、そして切実です。 今日は、「状況が悪くても…

人それぞれの願いの叶え方がある

「お願いがあるんだけどね」 そう言って、少し申し訳なさそうにこちらを見る入居者様の表情に、私はいつも胸がきゅっとなります。 毎日たくさんの入居者様と関わりながら、「願い」という言葉の重さを、何度も突きつけられてきました。 願い、と聞くと、何か…

今ある枠の中に固執してしまう

介護の仕事をしていると、ときどき自分がとても小さな「枠」の中に立っているような気がすることがあります。 それは、誰かに無理やり押し込められた枠ではなく、自分自身が守ろうとして、しがみついてしまっている枠です。 「ここまでなら大丈夫」 「これは…