kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

介護士からみた老々介護問題

みなさん私は、老人ホームで働く介護士です。

最近、老々介護で、長年の介護疲れの末、認知症の妻を夫がやむにやまれず殺害する事件がありました。この事件を聞いて、介護士として、介護の現状について考えさせられました。

 

介護は、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかる仕事です。特に、老々介護の場合、介護者も高齢であるため、体力的にも衰えがちです。

 

また、認知症の介護では、徘徊や暴力など、介護者の精神をすり減らすような出来事が起こることも少なくありません。このような状況で、介護者が介護疲れから暴力や殺人に至るケースは、決して珍しいことではありません。

 

もちろん、介護殺人は決して許される行為ではありません。しかし、介護者の気持ちや状況を理解せずに、ただ批判することは、問題の本質を見誤ることにつながります。介護殺人を防ぐためには、まず、介護者の負担を軽減することが重要です。そのためには、介護サービスの充実や、介護者への支援体制の整備が不可欠です。

 

また、介護者自身も、介護疲れを感じたら、早めに周囲に相談することが大切です。介護者の悩みや不安を、家族や友人、行政の窓口など、誰かに話すことで、気持ちが楽になることもあります。

 

私は、介護士として、介護者の負担を軽減し、介護殺人を防ぐために、できることをしていきたいと思っています。以下に、介護士として、介護殺人を防ぐために取り組めることをまとめます。

 

  • 介護者の負担を軽減するための介護サービスの充実
  • 介護者への支援体制の整備
  • 介護者の悩みや不安の早期発見・早期対応

 

介護は、一人で抱え込まず、周囲のサポートを受けながら行うことが大切です。介護者の負担を軽減し、介護殺人を防ぐために、私たち一人ひとりができることを考えていければと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。