kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

あした、11月11日は介護の日

こんにちは、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。

 

明日11月11日は、介護の日です。

 

介護についての理解と認識を深め、介護従事者、介護サービス利用者及び介護家族を支援するとともに、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者等に対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施する日として、平成20年に厚生労働省によって制定されました。

 

制定の理由としては、以下の3つが挙げられます。

  1. 高齢化社会の進展に伴い、介護の必要性が高まっている
  2. 介護は、利用者や家族のみならず、地域社会全体で支えるものである
  3. 介護従事者の役割や重要性を国民に理解してもらいたい

 

介護の必要性は、年々高まっています。2025年には、日本の人口の約3割が高齢者になると予測されており、そのうち約2割が要介護・要支援状態になると推計されています。高齢者の増加に伴い、介護を必要とする人も増えていくことが予想されます。

 

介護は、利用者や家族のみならず、地域社会全体で支えるものです。介護サービスは、施設や訪問介護通所介護など、さまざまな形態で提供されています。利用者がその状況や希望に合わせて、必要な介護サービスを受けられるよう、地域社会全体で支え合っていくことが重要です。

 

介護従事者の役割や重要性を国民に理解してもらいたいことも、介護の日の制定の理由の一つです。介護は、利用者の生活を支える、とても重要な仕事です。しかし、介護従事者は、常に重労働や低賃金に悩まされています。介護従事者の役割や重要性を国民に理解してもらい、働きやすい環境を整えることが重要です。

 

さて、みなさん、介護の日ということで、高齢者が施設入居を考えるきっかけは何だと思いますか?

 

高齢者の施設入居は、本人や家族にとって、人生の大きな決断です。

 

今回は、「高齢者の施設入居きっかけトップ5」について、私の経験を踏まえてご紹介します。

 

1位:介護者の身体的負担が増えた

介護を担う家族や親族の身体的負担が大きくなったことが、入居を決めるきっかけとなるケースが最も多いです。介護は、体力や気力、精神力を大きく消耗するものです。介護を長期間続けることで、家族の体調を崩してしまうことも少なくありません。

 

2位:介護と仕事の両立が難しくなった

介護を担う家族が働いている場合、介護と仕事の両立が難しくなることもあります。介護のために仕事を辞めざるを得なくなり、仕事に支障が出たりするようになると、入居を検討するようになります。

 

3位:認知症が原因で徘徊するようになった

認知症が進行すると、徘徊や暴力などの行動障害が現れることがあります。行動障害が原因で、本人や家族、近隣住民に危害を加える恐れがある場合、入居を検討するようになります。

 

4位:自宅での生活が難しくなった

身体的な衰えや認知症の進行によって、自宅での生活が難しくなることもあります。入浴や排泄、食事などの日常生活に介助が必要になったり、一人で外出することが難しくなったりすると、入居を検討するようになります。

 

5位:本人の希望があった

本人が自宅での生活を続けることを望まない場合、入居を検討することもあります。一人暮らしを長く続けてきた人や、親族との同居を望まない人など、さまざまな理由があります。

 

施設入居を検討する際には、本人や家族の希望を尊重することが大切です。また、施設の種類やサービス内容をよく比較検討し、本人や家族の状況に合った施設を選ぶようにしましょう。

 

施設入居は、本人や家族にとって、新たな生活の始まりです。施設のスタッフと協力しながら、快適で安心な生活を送れるようにしていきたいですね。

 

明日は介護の日です。

介護について、少しでも理解を深めていただけたら幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。