kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

国民年金だけで暮らし続けるむずかしさ

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。

 

日々、ご入居者の方々の生活をサポートさせていただいている中で、国民年金だけで暮らしていくことのむずかしさを目の当たりにする機会も少なくありません。

 

国民年金は、日本に住む20歳以上のすべての人が加入する公的年金です。老齢、障害、死亡の3つの保険からなり、老齢年金は65歳から受給することができます。

 

しかし、国民年金の月額受給額は、2023年4月現在で、平均月額70,198円です。これは、厚生年金の平均月額受給額の約半分にすぎません。

 

そのため、国民年金だけで暮らしていくためには、家賃や食費などの生活費を工面するのが大変です。また、病気や介護が必要になった場合、さらに生活が苦しくなる可能性もあります。

 

私が働いている老人ホームには、国民年金だけで暮らしているご入居者も多くいらっしゃいます。その方々は、毎月の生活費をやりくりするために、さまざまな工夫をされています。

 

例えば、食費を節約するために、自炊をしたり、スーパーの割引セールを利用したりしています。また、家賃を抑えるために、小さなアパートに住んだり、同居したりしています。

 

しかし、それでも生活が苦しくなってしまい、介護費用を払えなくなったり、家賃を滞納したりしてしまう方もいらっしゃいます。

 

国民年金だけで暮らしていくためには、さまざまな困難が伴います。その困難に直面している方々に、少しでも寄り添い、支援していきたいと考えています。

 

国民年金だけで暮らしていくためのポイント

国民年金だけで暮らしていくためには、以下のポイントを押さえることが大切です。

  • 生活費をできるだけ抑える
  • 貯蓄をしておくこと
  • 公的支援を活用する

 

生活費を抑えるためには、家賃や食費などの固定費を削減することが重要です。家賃を抑えるためには、小さなアパートに住んだり、同居したりするのも一つの方法です。また、食費を抑えるためには、自炊をしたり、スーパーの割引セールを利用したりするのもおすすめです。

 

貯蓄をしておくことがあれば、万が一のときに備えることができます。また、退職金や企業年金がある場合は、それらも活用しましょう。

 

公的支援を活用することも大切です。例えば、高齢者世帯向けの住宅支援や、低所得者世帯向けの生活支援など、さまざまな支援制度があります。

 

国民年金だけで暮らしていくのは決して簡単なことではありません。しかし、上記のようなポイントを押さえることで、少しでも生活を楽にすることができます。

 

国民年金制度の見直しを望む

国民年金制度は、高齢化が進む日本において、ますます重要性を増しています。しかし、現状の国民年金制度では、国民の生活を十分に支えきれていないのが現実です。

 

そのため、国民年金の給付額を増やすなどの制度の見直しが求められています。また、国民一人ひとりが、老後の生活費を自分で賄えるように、資産形成や貯蓄の大切さを理解することが大切です。

 

国民年金制度の見直しと、国民一人ひとりの意識の変化によって、国民年金だけでも安心して暮らせる社会を実現していきたいと考えています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。