kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

心のバランスを崩したときに見えたもの

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。

この仕事を始めて20年が経ちました。

 

これまで、多くの高齢者と関わり、多くのことを学びました。

しかし、そんな私にも、心のバランスを崩してしまったときがありました。

そのときは、入居者の一人が亡くなったときでした。

 

その方は、私の入職当初から入居していた方で、私のことをよく知ってくれていました。

 

いつも明るく、周囲を和ませてくれる方でした。

そんな方が亡くなったとき、私は大きなショックを受けました。

 

仕事に行くのが辛くなり、出勤するのが億劫になりました。

また、夜も眠りが浅くなり、食欲も落ちてしまいました。

 

そんなとき、私は、あることを思い出しました。

それは、入居者の一人から言われた言葉でした。

 

その方は、私の仕事ぶりを褒めてくださり、

「あなたは、この仕事をするために生まれてきたのだと思う」

と言ってくださいました。

 

その言葉を思い出したとき、私は、

「自分は、この仕事をするためにここにいるのだ」

と、強く思いました。

 

そして、もう一度、仕事に向き合うことにしました。

 

最初は、とても辛かったです。

しかし、入居者の方々に支えられながら、少しずつ仕事に打ち込むようになりました。

 

そして、あるとき、私は、入居者の一人から、

「あなたは、笑顔が素敵ね」

と言っていただきました。

 

そのとき、私は、

「また、笑顔で仕事をしよう」

と思いました。

 

そこから、私は、心のバランスを崩したときのことを乗り越えることができました。

 

心のバランスを崩したときに見えたもの

私は、心のバランスを崩したとき、以下の3つのことを見えました。

 

1.自分は、この仕事をするためにここにいるのだ

私は、この仕事を辞めたいと思ったことはありません。

しかし、心のバランスを崩したときは、仕事を辞めたいと思うほど、辛かったです。

 

そんなとき、入居者の方々から、

「あなたは、この仕事をするために生まれてきたのだと思う」

と言っていただきました。

 

その言葉に、私は、自分がこの仕事をする意味を改めて感じました。

そして、もう一度、この仕事を頑張ろうと思ったのです。

 

2.自分は、一人ではない

心のバランスを崩したときは、孤独を感じました。

誰にも、自分の気持ちを理解してもらえない気がしたのです。

 

しかし、入居者の方々や、同僚の介護士の方々から、

「大丈夫だよ」「一人じゃないよ」

と言っていただきました。

 

その言葉に、私は、一人ではないと感じました。

そして、少しずつ、心を開くことができました。

 

3.笑顔の大切さ

心のバランスを崩したときは、笑顔を忘れていました。

いつも、暗い顔で仕事をしていたと思います。

 

しかし、入居者の方々から、

「あなたは、笑顔が素敵ね」

と言っていただきました。

 

その言葉に、私は、笑顔の大切さを思い出しました。

そして、また、笑顔で仕事をするようになりました。

 

心のバランスを崩したときの対処法

心のバランスを崩したときは、誰にでも、辛い思いをすることがあります。

そんなときは、以下の3つのことを意識してみてください。

 

1.自分は、この仕事をするためにここにいるのだ

自分の仕事の意味を改めて考えてみましょう。

その仕事が、自分にとって、なぜ大切なのかを思い出しましょう。

 

2.自分は、一人ではない

信頼できる人に、自分の気持ちを話してみてください。

一人で抱え込まずに、誰かに頼ることも大切です。

 

3.笑顔の大切さ

笑顔は、自分だけでなく、周りの人にも、元気を与えてくれます。

笑顔で過ごすことで、自分自身も元気になれるはずです。

 

最後に

心のバランスを崩したときは、誰にでも、辛い思いをすることがあります。

しかし、そこから立ち直ることもできます。

今回、私がご紹介した3つのことに意識してみてください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。