私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。
日々、入居者の方々と接する中で、言葉の大切さを実感しています。
入居者の方々は、ご高齢で、身体や心の機能が低下しているケースが多くあります。そのため、言葉で伝えても、なかなか理解してもらえないことがあります。
そんな時に、言葉に体温を乗せて話すことで、入居者の方々の気持ちが伝わりやすくなります。
例えば、食事の時、入居者の方がご飯を食べにくいと訴えた時、私は「ご飯、食べにくいですか?ゆっくり食べましょうね」と声をかけます。
ただ「ご飯、食べにくい」と伝えるだけでは、入居者の方々は「食べにくい」という気持ちだけが伝わってしまいます。しかし、体温の乗った言葉で伝えることで、「私があなたの気持ちに寄り添っている」という気持ちが伝わります。
また、入居者の方々は、孤独を感じている方も少なくありません。そんな時に、言葉で寄り添うことで、入居者の方々の孤独感を少しでも和らげることができます。
例えば、入居者の方が一人で寂しそうにしている時、私は「今日はお天気がいいですね。散歩に行きましょうか?」と声をかけます。
ただ「散歩に行きましょうか?」と伝えるだけでは、入居者の方々は「散歩に行こう」という気持ちだけが伝わってしまいます。
しかし、体温の乗った言葉で伝えることで、「私があなたと一緒にいたい」という気持ちが伝わります。
介護の仕事は、肉体的な負担も大きいですが、言葉の力で入居者の方々の生活をより豊かにできることにやりがいを感じています。
これからも、言葉に体温を乗せて、入居者の方々と接していきたいと思っています。
寄り添う言葉を心がける
言葉に体温を乗せることで、入居者の方々とのコミュニケーションが円滑になります。
具体的には、以下のことに気をつけるとよいでしょう。
- 入居者の方々の目を見て話す
- 入居者の方々の言葉に耳を傾ける
- 入居者の方々の気持ちに寄り添う言葉を使う
言葉は、人と人をつなぐ大切なツールです。介護の仕事で、言葉の力で入居者の方々の生活に貢献していきたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございます。