私は、老人ホームで働く介護士の「かいごの木」です。日々、ご利用者様の生活を支える中で、様々な感情に触れます。喜び、悲しみ、怒り、そして悪意。
悪意という言葉は、重たい響きを持っています。誰かに嫌われたり、攻撃されたり、傷つけられたり…。そんな経験は、誰にとってもつらいものです。
介護の現場でも、悪意を感じることは少なくありません。ご利用者様から暴言を吐かれたり、職員同士で陰口を言われたり…。そんな時、どうすれば心を守ることができるのでしょうか?
悪意を受け取らないために
- 「悪意」は相手の問題
まず大切なのは、「悪意」は相手の問題であることを理解することです。相手がどのような意図でその言葉を言ったのか、その行動をとったのか、私たちにはコントロールできません。
- 「自分」にフォーカスする
相手の問題に囚われるのではなく、「自分」にフォーカスすることが大切です。自分がどのような気持ちになったのか、なぜそのような気持ちになったのか、自分の感情と向き合いましょう。
- 「受け取らない」選択をする
相手からの悪意を、「受け取らない」という選択をすることもできます。これは、相手を許すという意味ではありません。ただ、相手の言葉を自分の心に響かせない、という選択です。
心のフィルターを持つ
悪意を受け取らないためには、心のフィルターを持つことが大切です。心のフィルターとは、自分にとって大切なもの、許せないもの、受け入れられないものを明確にすることです。
例えば、
- 自分が大切にしている価値観を否定された
- 人格を否定するような言葉を言われた
- 暴力を受けた
このような場合は、心のフィルターを通して、悪意を受け流すようにしましょう。
自分を大切にする
悪意を受け取らないためには、自分を大切にすることが何よりも大切です。
- 十分な睡眠と休息をとる
- 好きなことをする
- 信頼できる人に話を聞いてもらう
自分を心身ともに健康な状態に保つことで、悪意に対しても強くなることができます。
まとめ
悪意を受け取らない生き方は、簡単ではありません。しかし、心のフィルターを持つこと、自分を大切にすることによって、少しずつできるようになっていくはずです。
介護の仕事は、心身ともに負担が大きいものです。しかし、ご利用者様の笑顔や感謝の言葉は、何物にも代え難い喜びを与えてくれます。
悪意に囚われず、自分自身の心と身体を守りながら、ご利用者様の生活を支えていきたいと思っています。
読者の皆様へ
もし、あなたが悪意に悩んでいるなら、ぜひ一人にならないでください。周囲の人に助けを求めたり、専門家に相談したりすることも大切です。
あなたは一人ではありません。一緒に、悪意を受け取らない生き方を探していきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。