kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

あなただけの「心のサプリメント」を見つける

介護の現場は、やりがいと責任感に満ち溢れた一方で、心身ともに大きな負担を伴う職場でもあります。入居者様との深い信頼関係を築き、かけがえのない時間を共有する喜びと同時に、死や別れ、入居者様やご家族との葛藤、過酷な労働環境など、様々な困難に直面することも少なくありません。

 

こうした状況の中で、ネガティブな感情を抱えやすいのは、介護士として当然のことと言えるでしょう。しかし、そのような感情を溜め込み続けることは、心身の健康を損なうだけでなく、仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼしかねません。

 

そこで今回は、介護士の皆様がネガティブな感情と向き合い、より健やかに仕事に取り組むためのヒントを、「心のサプリメントという比喩を用いてご紹介します。

 

ネガティブな感情は、決して悪いものではありません。むしろ、自分自身と向き合い、成長するための貴重な情報なのです。

 

まるで、心の健康を維持するために必要な「心のサプリメントの原料のようなものです。

 

例えば、「辛い」「悲しい」「悔しい」といった感情は、利用者様との関わりの中で自分が何を大切にしているのか、何に共感しているのかを教えてくれます。「怒り」や「イライラ」といった感情は、職場環境や人間関係における課題を知らせてくれます。

 

大切なのは、これらの感情を無視したり、否定したりすることではなく、「心のサプリメントの原料として受け止め、自分自身と向き合うことです。

 

ネガティブな感情を「心のサプリメントに変換するには、いくつかの方法があります。

 

1) 感情を言葉にする

まず、自分がどのような感情を抱いているのかを言葉にすることが重要です。日記に書いたり、信頼できる人に話したりすることで、感情を整理することができます。

 

2) 感情を分析する

次に、その感情がなぜ生まれたのかを分析してみましょう。入居者様との関わりの中でどのような出来事があったのか、職場環境でどのような問題があったのかなどを振り返ってみましょう。

 

3) 建設的な行動につなげる

分析した結果を踏まえ、建設的な行動につなげることが大切です。例えば、入居者様とのコミュニケーション方法を見直したり、職場環境改善のために提案を行ったりすることができます。

 

ネガティブな感情を「心のサプリメント」に変換する方法は、人それぞれです。以下に、いくつかの例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

1) 運動

運動は、ストレス解消効果だけでなく、脳内物質の分泌を促進し、気分を改善する効果があります。ウォーキング、ジョギング、ヨガなど、自分が楽しめる運動を取り入れてみましょう。

 

2) 趣味

趣味に没頭することで、日々のストレスから解放され、リフレッシュすることができます。音楽鑑賞、読書、映画鑑賞など、自分が好きなことを楽しみましょう。

 

3) 人との交流

友人や家族と会話をしたり、趣味の集まりに参加したりすることで、孤独感や孤立感を解消することができます。また、同じ職場の仲間と悩みを共有することで、共感を得られることもあります。

 

おわりに

介護の仕事は、決して楽ではありません。しかし、ネガティブな感情と向き合い、自分自身をケアすることで、より充実した仕事生活を送ることができます。

 

あなただけの「心のサプリメントレシピを見つけて、心身ともに健康的な状態で、かけがえのない介護の仕事を続けていきましょう。

 

このブログが、皆様にとって少しでも役立つものであれば幸いです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。