kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

人間関係で悩むのは、正常な反応です

老人ホームで働く介護士は、入居者様との深い関わり合いの中で、様々な人間関係の悩みを抱えることがあります。入居者様同士の対立、家族との軋轢、同僚とのコミュニケーション不足など、介護の仕事は決して楽ではありません。

 

しかし、人間関係で悩むことは、決して恥ずべきことではありません。むしろ、真摯に仕事に向き合い、入居者様のために最善を尽くそうとしている証と言えるでしょう。

 

介護士が抱える人間関係の悩み

介護士が抱える人間関係の悩みは、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

 

  • 入居者様同士の対立

認知症の症状を持つ入居者様同士の間に、些細なことで口論や暴力行為が発生してしまうことがあります。

 

介護士は、こうした対立を仲裁し、双方の言い分を聞き、穏便な解決を図る必要があります。しかし、感情的になっている入居者様を落ち着かせ、冷静な話し合いへと導くことは容易ではありません。

 

  • 家族との軋轢

入居者様の家族は、大切な家族を介護施設に預けるという不安や葛藤を抱えている場合があります。そのため、介護士の対応に不満を感じたり、理不尽な要求をしたりすることがあります。

 

介護士は、家族の気持ちに寄り添い、丁寧な説明と根気強いコミュニケーションを通して、信頼関係を築いていく必要があります。しかし、家族によっては理解を得られず、関係改善が難しい場合もあります。

 

  • 同僚とのコミュニケーション不足

シフト勤務や人手不足の影響で、同僚と十分なコミュニケーションを取ることができないことがあります。また、価値観や仕事に対する考え方の違いから、意見の衝突が起こることもあります。

 

チームワークが求められる介護の仕事において、同僚との良好な関係は円滑な業務遂行に不可欠です。しかし、人間関係の悩みを抱えたままでは、仕事へのモチベーション低下やストレスにつながる可能性があります。

 

人間関係の悩みへの対処法

人間関係の悩みを抱えたとき、一人で抱え込まずに、周囲に助けを求めることが大切です。以下に、具体的な対処法をいくつか紹介します。

 

  • 上司や先輩に相談する

上司や先輩は、豊富な経験に基づいたアドバイスをしてくれるでしょう。また、客観的な視点から問題を分析し、解決策を導き出す手助けをしてくれます。

 

  • 同僚と情報共有する

同じ職場の仲間であれば、共感を得やすく、解決策を見つけやすい場合があります。情報共有することで、問題の本質を把握しやすくなり、新たな視点を得られることもあります。

 

  • 専門家に相談する

カウンセラーや産業医などの専門家に相談することで、客観的なアドバイスを受け、専門的なサポートを受けることができます。

 

自分自身を大切にする

人間関係の悩みは、心身に大きな負担をかける可能性があります。そのため、自分自身を大切にすることが重要です。十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事、適度な運動など、心身の健康を維持するための生活習慣を心がけましょう。

 

また、趣味や好きなことに時間を費やすことも効果的です。

 

まとめ

介護士の仕事は、人間関係の悩みと向き合いながら、入居者様のために最善を尽くすことが求められます。しかし、決して一人で抱え込まず、周囲に助けを求め、自分自身を大切にすることが重要です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。