kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

介護士という力をもらって世の中のために働かせてもらっている

介護士」という仕事は、決して楽なものではありません。体力的にも精神的にも負担が大きく、時には自分の無力さを感じることもあります。

 

しかし、私はこの仕事を通じて、たくさんの「力」をもらっています。そして、その力を世の中のために活かせることを、心から誇りに思っています。

 

介護士としての力とは何か

介護士の仕事は、単なる介助や身体的なケアだけではありません。入居者様の人生に寄り添い、その人が少しでも穏やかに過ごせるように支えることも重要な役割です。

 

その中で、私は「人と向き合う力」「思いやる力」「寄り添う力」を育ててもらっています。

 

入居者様一人ひとりには、それぞれの人生があり、想いがあります。話を聞いていると、時には深い孤独や悔しさが滲み出ることもあります。

 

でも、その想いを受け止め、共感し、寄り添うことで、少しでも気持ちが軽くなればと思っています。

 

そして、それは単に仕事としてではなく、「人と人」としての関わりの中で生まれるものです。介護士である私たちもまた、入居者様から学び、成長させてもらっているのです。

 

人の役に立てることの喜び

介護士として働く中で、ふとした瞬間に「この仕事をしていてよかった」と感じることがあります。

 

例えば、言葉で感謝を伝えることが難しい方が、私の手をぎゅっと握りしめてくれたとき。普段は無表情な入居者様が、少しだけ微笑んでくれたとき。家族のように、「ありがとうね」と言ってもらえたとき。

 

そうした小さな瞬間の積み重ねが、私の心を温かくしてくれます。そして、「介護士として働くことが、誰かの役に立っているんだ」と実感するのです。

 

介護士としての誇り

介護の仕事は、時に「大変」「きつい」と言われることがあります。確かにそうかもしれません。でも、私はこの仕事に誇りを持っています。

 

それは、介護士という「力」をもらって、誰かの人生を支え、世の中の一部を作る役割を担っているからです。

 

私が働かせてもらっている老人ホームには、人生の先輩方がたくさんいらっしゃいます。彼らは、戦後の厳しい時代を生き抜き、家族を支え、社会を築いてきた方々です。

 

その方々に、今度は私たちが寄り添い、支える番なのです。

 

未来へつなぐ介護の想い

私たち介護士が日々感じている「思いやり」「優しさ」「支え合い」の心は、決して特別なものではありません。それは、これからの世代にも受け継がれていくべき大切な価値観です。

 

「誰かを支えることで、自分もまた支えられる。」

 

この循環が、介護の現場だけでなく、社会全体に広がっていけば、もっと優しく温かい世の中になるはずです。

 

私たちは、介護士という力をもらって、世の中のために働かせてもらっています。だからこそ、これからも誇りを持って、この仕事に向き合い続けたいと思います。

 

おわりに

介護士という仕事は、人の人生に深く関わる仕事です。その中で、私たちは多くのことを学び、多くの力をもらっています。

 

もし、この文章を読んでいるあなたが、介護士という仕事に興味を持っていたり、迷っていたりするなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。

 

介護士という力は、あなた自身の人生も豊かにしてくれるはずです。そして、その力を使って、世の中のために働かせてもらえることに、きっと誇りを感じることができるでしょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。