kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

デイサービス送迎の運転手高齢化問題について

私は、老人ホームで介護士として働いている「かいごの木」です。

 

私の勤務先では、デイサービスも併設されており、利用者様の送迎を担当する運転手もいます。

 

デイサービス送迎の運転手は、利用者様の自宅にお迎えに行き、デイサービス終了後に自宅まで送り届ける業務を担当しています。

 

この送迎業務は、単に利用者様を乗せて運ぶだけではなく、車椅子の方や歩行が不安定な方の乗降介助も必要となります。また、利用者様の送迎時間は、デイサービス開始時間や終了時間に合わせて、決まっています。

 

そのため、送迎業務は、運転技術だけでなく、介護スキルも必要となる、重要な業務です。

 

しかし、近年、デイサービス送迎の運転手の高齢化が進んでいます。

 

厚生労働省の調査によると、2022年3月末時点で、デイサービス送迎の運転手のうち、60歳以上の割合は68.4%と、半数以上を占めています。

 

デイサービス送迎の運転手高齢化の背景には、以下の理由が挙げられます。

  • デイサービス利用者数の増加に伴う送迎業務の増加
  • 介護業界の人手不足
  • デイサービス送迎の運転手に対する待遇の改善が遅れている

 

デイサービス利用者数の増加に伴い、送迎業務の負担は大きくなっています。また、介護業界の人手不足も深刻化しており、送迎業務を担当する職員を新たに採用することが難しい状況です。

 

さらに、デイサービス送迎の運転手に対する待遇は、他の介護職と比べて低い傾向にあります。そのため、若い世代の職員が、デイサービス送迎の運転手として働くことを敬遠する傾向にあります。

 

デイサービス送迎の運転手高齢化が進むことで、以下の問題が生じる可能性があります。

  • 運転技術の低下による交通事故のリスクの増加
  • 介護スキルの不足による利用者様の安全確保の難しさ
  • 送迎業務の負担増加による職員の離職率の増加

 

運転技術の低下は、交通事故のリスクを高めます。また、介護スキルの不足は、利用者様の安全確保を難しくします。さらに、送迎業務の負担増加は、職員の離職率を増加させる可能性があります。

 

デイサービス送迎の運転手高齢化問題を解決するためには、以下の対策が必要です。

  • 送迎業務の負担を軽減するために、送迎車両の増車や、送迎業務の委託などを検討する
  • デイサービス送迎の運転手に対する待遇の改善を図る
  • 若い世代の職員が、デイサービス送迎の運転手として働きたいと思えるような、魅力的な職場づくりを進める

 

送迎業務の負担を軽減するためには、送迎車両の増車や、送迎業務の委託などを検討する必要があるでしょう。また、デイサービス送迎の運転手に対する待遇の改善を図ることも重要です。

 

具体的には、給与や福利厚生などの待遇の改善だけでなく、キャリアアップの機会を提供するなどの取り組みも必要です。

 

さらに、若い世代の職員が、デイサービス送迎の運転手として働きたいと思えるような、魅力的な職場づくりを進めることも大切です。

 

例えば、送迎業務に特化した研修を実施したり、送迎業務に携わる職員の声を積極的に反映したりするなどの取り組みが挙げられます。

 

デイサービス送迎の運転手高齢化問題は、デイサービス利用者様の安全確保や、介護業界の人材確保にとって、重要な課題です。

 

今後も、デイサービス送迎の運転手高齢化問題が深刻化していくことが予想されます。そのため、早急に対策を講じることが求められています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。