私は、老人ホームで介護士として働く「かいごの木」です。
仕事柄、さまざまな介護の現場を目にしてきました。その中で、よく耳にするのが
「夫の両親の介護、はっきり言って嫌だ」という悩みです。
結婚して夫の両親と同居することになった、あるいは夫の両親が近くに住んでいる、という女性は多いでしょう。そして、そのうちの誰もが、いつか義父母の介護をしなければならないと考えていることと思います。
しかし、義父母の介護は、決して簡単なことではありません。身体的な介護はもちろん、精神的な介護も必要になります。そして、義父母との関係性によっては、介護がさらに難しくなることもあります。
そこで今回は、夫の両親の介護に悩んでいる女性に向けて、お話をしたいと思います。
義父母の介護は、義務ではありません
まず、最初に覚えておいてほしいのは、義父母の介護は、義務ではないということです。
日本では、長男の嫁が義父母の介護をするという考え方が根強く残っています。しかし、それはあくまでも社会的な慣習であり、法律で義務付けられているわけではありません。
もちろん、義父母を大切に思えば、介護をしたいと考える女性もいるでしょう。しかし、介護には、肉体的にも精神的にも大きな負担がかかります。そのため、介護を望まないのであれば、無理に引き受ける必要はありません。
介護を望まないのであれば、その意思をはっきり伝えましょう
もし、あなたが義父母の介護を望まないのであれば、その意思をはっきり伝えましょう。
夫や義父母に、あなたの考えをきちんと説明することが大切です。もちろん、すぐに理解してもらえないかもしれませんが、あなたの気持ちを理解し、尊重してくれるはずです。
介護を望むのであれば、準備をしておきましょう
もし、あなたが義父母の介護を望むのであれば、準備をしておきましょう。
介護には、さまざまな知識や技術が必要です。そのため、介護の基本的な知識や技術を身につけておくとよいでしょう。また、介護の専門家に相談するのもおすすめです。
さらに、介護にかかる費用や、介護をしながら仕事を続けるかなど、さまざまなことを考えておきましょう。
介護は、一人で抱え込まないでください
あなた一人で抱え込まないでください。夫や子ども、友人、家族など、周囲の人に協力してもらいましょう。また、介護の専門家に相談するのもおすすめです。
介護は、長い時間をかけて行うものです。そのため、無理をせず、自分を大切にしながら、介護を進めていきましょう。
まとめ
夫の両親の介護は、決して簡単なことではありません。
しかし、介護を望まないのであれば、無理に引き受ける必要はありません。また、介護を望むのであれば、準備をしておきましょう。そして、介護は、一人で抱え込まないでください。
もし、あなたが夫の両親の介護に悩んでいるのであれば、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。