kaigonoki’s diary

えがおの高齢者を増やす介護士

怒ることで人は優位になれない

介護の現場で、怒りを感じること

老人ホームで働く介護士の皆さん、日々ご利用者様と接する中で、怒りを感じることってありませんか?

  • 思い通りに動いてくれないご利用者様
  • 同じことを何度も繰り返すご利用者様
  • 理不尽な要求をするご利用者様

 

つい声を荒げてしまったり、きつい言い方をしてしまったり、そんな経験をしたことがあるのではないでしょうか?

 

怒りは誰かを傷つけるだけ

しかし、怒鳴ることで問題は解決しますか?確かに、怒鳴ることで一時的に相手を従わせたり、言うことを聞かせたりすることはできるかもしれません。

 

しかし、それは表面的な服従であり、根本的な解決にはなりません。むしろ、ご利用者様を傷つけ、不信感を抱かせてしまう可能性が高いです。

 

怒りの裏側にあるもの

怒りは、不安や恐怖、無力感などの感情が根底にあることが多いです。ご利用者様の行動に振り回されて、自分がコントロールできない状況への焦りから、怒りという形で表れてしまうのです。

 

怒りに支配されないために

では、怒りに支配されずに、ご利用者様と向き合うためにはどうすればよいのでしょうか?

  • 深呼吸をする

怒りを感じたら、まずは深呼吸をして冷静になりましょう。数秒間深呼吸をすることで、頭の中を整理することができます。

 

  • ご利用者様の気持ちに寄り添う

ご利用者様の行動の背景にあるニーズや思いを理解しようと努めましょう。なぜそのような行動をとるのか、その理由を考えることで、怒りの感情を抑えることができます。

 

  • 自分の感情を伝える

怒りを抑えきれない場合は、ご利用者様に自分の気持ちを正直に伝えましょう。「〇〇されたら、悲しい」「〇〇されると困る」といったように、具体的な行動と自分の感情を結びつけて伝えることが大切です。

 

怒りを手放すことで生まれる信頼関係

怒鳴ることは誰かを優位に立たせるものではありません。むしろ、相手との信頼関係を損ない、問題解決を遠ざけてしまうものです。怒りに支配されずに、ご利用者様の気持ちに寄り添うことで、真の信頼関係を築き、より良い介護を提供することができるのです。

 

介護はチームワーク

怒りを感じた時は、一人で抱え込まずに、周囲の職員に相談したり、助けを求めたりすることも大切です。チームで協力して、ご利用者様に寄り添う介護を目指しましょう。

 

まとめ

怒りは誰かを傷つけるだけの負の感情です。怒りに支配されずに、ご利用者様の気持ちに寄り添うことで、真の信頼関係を築き、より良い介護を提供することができるのです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。