「誰もやりたがらない介護の仕事」という言葉、どこか重く、暗い響きを感じませんか? それでも、私はこの仕事を続けています。なぜでしょうか?
それは、この仕事を通して得た喜びややりがい、そして何より、入居者様の方々との出会いがあったからです。
このブログでは、私が介護の仕事を選んだ理由、そしてこの仕事を通して感じていること、そしてこれから介護の仕事を目指す方々へのメッセージを綴りたいと思います。
介護の仕事を選んだ理由
私が介護の仕事を選んだのは、決して計画していたわけではありません。 むしろ、それはある出来事がきっかけでした。 母に付き添い、母の兄で私から見ると叔父が入居している老人ホームを訪れた際、ある入居者様の方との出会いが私の心を大きく揺さぶったのです。
その方は、認知症を患っており、過去の出来事を何度も何度も話されていました。 最初は、同じ話を何度も聞くことに戸惑いを覚えました。 しかし、その方の表情をじっと見つめているうちに、その話の中に込められた深い愛情や喜び、そして寂しさを感じ取ることができたのです。
その経験から、私は「人の役に立ちたい」「誰かの笑顔が見たい」という強い思いを抱くようになりました。 そして、人の人生の最後の時間を支えるという、やりがいのある仕事だと考え、介護の道へと進むことを決意しました。
介護の仕事で得られるもの
介護の仕事は、決して楽な仕事ではありません。 入居者様の方の身体介護はもちろん、精神的なケア、そして家族の方との連携など、やるべきことは山積みです。 しかし、この仕事には、他の仕事では得られない大きな喜びがあります。
- 人の役に立てる喜び 入居者様の方の生活をサポートし、少しでも快適に過ごせるようにお手伝いをする。 その際に感謝の言葉をいただいたり、笑顔を見たりする度に、私は大きな喜びを感じます。
- 自分自身の成長 介護の仕事は、日々新しい学びがあります。 入居者様の方とのコミュニケーション、医療的な知識、そして人間関係など、様々なことを学ぶことができます。 そして、それらの経験を通して、私は人間として大きく成長することができました。
- 人と人とのつながり 介護の仕事は、入居者様の方だけでなく、同僚や家族の方など、多くの人と関わる機会があります。 様々な人と出会い、そして共に過ごす中で、深い人間関係を築くことができます。
介護の仕事で感じる悩み
介護の仕事には、喜びだけでなく、悩みもたくさんあります。 例えば、
- 人員不足 介護現場では、慢性的な人員不足が問題となっています。 一人ひとりの入居者様の方に対して、十分な時間をかけられないことに悩んでいる職員も多くいます。
- 心の負担 入居者様の方の容態が急変したり、ご家族の方との関係がうまくいかないと、大きな心の負担を感じることがあります。
- 低賃金 介護の仕事は、他の職業に比べて賃金が低い傾向にあります。 経済的な不安を抱えながら働いている職員も少なくありません。
介護の仕事の魅力と課題
介護の仕事は、人の役に立てるという大きなやりがいがある一方で、多くの課題を抱えています。 しかし、私は、介護の仕事は、社会にとってなくてはならない仕事だと信じています。
そして、この仕事を通して、社会全体の意識が変わり、介護の仕事がより良い環境でできるようになることを願っています。
これから介護の仕事を目指す方へ
介護の仕事は、決して楽な仕事ではありません。 しかし、この仕事には、他の仕事では得られない大きな喜びややりがいがあります。
もし、あなたが「人の役に立ちたい」「誰かの笑顔が見たい」と思っているなら、介護の仕事は素晴らしい選択肢の一つだと思います。
まとめ
「誰もやりたがらない介護の仕事」という言葉の裏には、多くの人の努力と情熱があります。 私は、この仕事を通して、多くのことを学び、そして成長することができました。
これからも、入居者様の方々の人生を支え、そして介護の仕事がより良いものになるように貢献していきたいと思っています。
このブログを読んでいるあなたも、介護の仕事に興味を持ってくれたら嬉しいです。 私たちと一緒に、介護の未来を創っていきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。